30分ほどシュノーケリングを楽しみ、そしてマニャガハ島に到着。上陸するときに入島税5$をとられました。あまり美味しくないビュッフェ式の昼食をいただき、まずは島内探検です。といっても、一周歩いても十数分なのですが。この島は戦争中軍艦島と呼ばれ、サイパン防衛のための砲台が築かれていたそうです。その名残の大砲が二門、艦砲射撃でぐしゃぐしゃに破壊されたトーチカが一つ、桟橋のそばに残されていました。さらにその近くの海中には、アメリカ軍上陸用艦艇(LVT)の残骸が放置されています。よく目をこらすと、浜辺や海中に兵器の残骸らしき物件が散見され、防空壕もありました。またチーフアグルブの銅像も発見。大きな台風で壊滅的打撃を受けたカロリン諸島の酋長で、人々を引き連れ安住の地を求めてマリアナ諸島にやってきたそうです。そしてスペイン総督から居住の許可をもらうことに成功したのですね、チャモロ人とならんでカロリン人が多いのはこうした歴史の結果なのでしょうか。
島の東側に回ると、目の前にはサイパン島、遠くにあるスーサイド・クリフまで見通すことができます。そしてビーチでシュノーケリングを楽しみ、午後四時にちゃんとボートが迎えに来てくれました。
波を切りながら高速で疾駆するので、ボートは上下左右にジェットコースターのように大きく揺れます。きゃはきゃはと大喜びしている山ノ神に「船酔いは大丈夫?」と訊ねると、「これぐらい大きく揺れると平気」とのお答え。彼女の三半規管はどうなっているのでしょう。
今夜の夕食は、サイパンで一番美味しい小籠包という謳い文句に魅かれて中華料理「ハピネス」を選択。んー、決して不味くはないのですが少し甘すぎますね。私は叉焼炒飯を食し、猫泣かせの山ノ神はロブスターの身を殻から一心不乱にかきだしていました。
本日の二枚です。