北陸・山陰編(18):小浜・日引の棚田(06.9)

 気を取り直して、彷徨を開始。古い家並みが残る三丁町を目で愛でながら走りぬけ、いづみ町へ。
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 ここは魚問屋が集まっており、鯖街道の起点だそうです。その中の一軒が鯖街道資料館。小さいながらも、なかなか充実した展示で、鯖好きならば必見です。「京は遠ても十八里」という言葉があるそうですが、小浜→熊川(往時の建物が今でも残る宿場町)→朽木→花折峠→大原→京という道のりで若狭の魚がたくさん運ばれたのですね。この間に、ちょうどよい塩加減になったそうです。
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 そしてしばらく街中と商店街を徘徊しましたが、シャッターを閉めた小売店が目立ち全体的に寂れた印象を受けました。駅前にある郵便ポストの上には人魚像が乗っていました。その地の名物像を駅前ポストに乗せるという動きがあるようですね。なお小浜は「海のある奈良」と呼ばれ、仏像など国宝級の文化財が集中しています。景勝地蘇洞門もあるので、またいつか来てみたいな。
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 自転車を返却して北陸本線に乗り込み、本日最後の訪問地日引の棚田へ向かいます。案内所で確認したところ、高浜で下りるとタクシーをつかまえられるとのことなので、若狭高浜駅で下車しましょう。駅前で客待ちをしているタクシーに乗り、一時間貸切りにしてもらいました。20分ほど山中の道を走ると、日引の棚田に到着です。見事な眺めですね、思わず息を呑んでしまいました。斜面を埋めつくす棚田が海沿いまで連なり、その前に養殖筏が点々と浮かぶ内浦湾、そして湾を包み込むような半島が海越しに見えます。右前方には棚田とは反対の価値観を象徴するような高浜原子力発電所の建物が佇んでいます。命をはぐくむのか、脅かすのか。今は後者が優勢ですが、必ず近い将来前者が勝利することを確信します。残念ながら刈り取りは終わってしまっていましたが、一幅の絵のような光景に我を忘れて写真を撮りまくりました。ここはまたいつか再訪したい棚田です。なおここはオーナー制をとらず、地元の農家中心で作付けをされているようです。運転手さんの話では、サルやイノシシによる農作物被害も甚大だそうです。再びタクシーに乗り高浜駅から東舞鶴駅へ、そして乗り換えて西舞鶴駅に到着。ここが本日の宿泊地です。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2006-12-13 06:19 | 中部 | Comments(0)
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