岩井・東海村・結城・古河編(5):東海村(06.10)

 ここには東海テラパークという広報施設があるので、そこまでは立ち入り可能。愛想笑いを浮かべながら場所を尋ねると、正門を入ってすぐ左手にありました。すぐ前には新自由主義路線の旗手にして弱者切り捨ての先駆者サッチャー元英首相がここを訪問した時の記念植樹(かしわ)がありました。後ろを振り返ると、営業を停止した東海発電所と、稼働中の東海第二発電所を眺めることができます。使用しなくなった原子炉や発電所の処理に関しても、莫大な経済的コストがかかることも銘肝しておくべきですね。何せ放射能にまみれたこの世で最も汚い空間ですから。われわれの納めた血税をふんだんに使っているためか、入場は無料です。展示内容は、原発は必要、必要、安全、必要、安全、安全、必要、安全、安全、必要、安全、とマントラのように繰り返すだけのもの。ただ、その危険性と莫大なコストが一般に認知されはじめたためか、CO2を出さない優れた発電方法というプロパガンダに特化しつつあるような気がします。
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 屋上に行こうとすると「屋上からの撮影はご遠慮ください」という貼紙がありました。さっそくその理由を受付の方に尋ねると、「きわめて重要な施設ですのでモゴモゴモゴ」と埒の明かない返答。とりあえず屋上に行くと、とりたてて秘密にしておくような眺めとも思えません。もしやと思い、周囲を見回すと、あった。隣にある建物の屋上に、こちらを向いている監視カメラがきっちりありました。ピース・サインは出しましたが、撮影はひかえて館外へ。すると、いたいけな小学生の団体が教師に引率されて入館してくるところでした。なるほど、こうやって次世代に対して洗脳だか折伏だか摺り込みだかをする真摯な営業努力は欠かしていないわけだ。
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 正門のところから写真を撮ろうとしたら、警備員が「撮影禁止です」と慌てて駆け寄ってきました。「おうおうおう、こちとら納税者でいっ。おはんらにそげなこと言われる筋合いはなかとっ!」とからむと後で面倒なことになりそうだし、私と同じ労働者である警備員の方に罪はありません。ここは一歩引いて「門の外からなら撮影してもかまわないでしょ?」と応えると、「そこでもだめですモゴモゴモゴ」と歯切れの悪い返事。やむをえず門から少し離れて、追っかけられても逃げ切れそうな所で撮影。そういえば、桂離宮や伊勢神宮でも撮影は禁止でした。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2007-01-16 06:07 | 関東 | Comments(0)
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