京都錦秋編(6):白峯神宮・宝鏡寺(06.11)

 しばらく行くと白峯神宮に到着です。保元の乱に敗れ、讃岐に流された崇徳上皇を祀る神社ですね。配流後は「御爪も切らせ給はず、御髪も剃せ給はず、生ながら天狗の貌に顕れおはしましける」という様子で、「願くはわれ日本国の大魔王となり、皇を取って民となし、民を皇となし、天下を悩乱せん」と血書して天下を呪詛しつつ死去したため、これ以降打ち続いた内乱(治承・寿永の乱)は、すべてこの崇徳の呪詛によってもたらされたと考えられたそうです。日本史上最強の御霊ですね。なんせ、戊辰戦争のさなかに天皇家への災厄を避けるためこの神社を創建したくらいですから(1868)、その呪詛の力は近代にまで及んでいたわけです。また蹴鞠の師範家である飛鳥井家との関係も深く、今ではその関係で球技上達の守護神となっています。アルシンドが奉納した色紙があったので懐かしくなり思わず撮影。すぐ近くには本阿弥光悦京屋敷跡の碑がありました。
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 ここから自転車に乗って数分ほど走るとお目当ての宝鏡寺です。ここは代々皇室から住職を迎えた禅宗寺院で、光格天皇の遺愛の人形や遊具をはじめ、歴代内親王の愛玩した人形が多数残されており、人形寺と呼ばれるそうです。近づくにつれ、白壁の上にアイスクリームのトッピングのようにもりもりと陽に輝いて盛り上がるもみじが問答無用で目に入ってきました。拝観料を払って中に入ると、これが一本の見事な巨木! 残念ながら撮影禁止なのですが、この一発芸を拝むだけでも行く価値がありますね。観光客も少なかったので、心行くまで落ち着いて眺めることができました。
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穴場その四:宝鏡寺

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2007-02-10 07:46 | 京都 | Comments(0)
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