鎌倉錦秋編(4):英勝寺・寿福寺・報国寺(06.12)

 源氏山公園につき胡坐をかいてふんぞりかえっている頼朝公に挨拶をし、また坂を下り自転車に乗って、鎌倉唯一の尼寺・英勝寺へと向かいます。こちらも穴場という情報を得ていたのですが、紅葉する樹木はそれほど多くはありません。でも清楚にして静謐なお寺さんです。
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 すぐ近くには鎌倉五山第三位の寿福寺があります。五山最古の寺で北条政子が創建したそうです。ここのエントランスは素晴らしいですね。もみじは少ないものの、総門へとまっすぐに向かう幾何学模様の石畳と、両側から覆いかぶさる木立。身も心も門の中に吸い込まれてしまうよう、しばし佇んで見惚れてしまいました。裏手の墓地には北条政子と源実朝の墓(やぐら)や高浜虚子・大佛次郎の墓があります。
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 さてここから長駆、朝比奈切通しへと行きましょう。鶴八の前を通りぬけ、滑川ぞいに十二所方面へと自転車を走らせます。途中に「青砥」という地名がありましたが、夜中、鎌倉の滑川に落とした銭10文を、50文の松明を買って探させた話(『太平記』)で有名な青砥藤綱と関係があるのでしょうか。余談ですが太宰治がこの話をパロディにした一編が『新釈諸国噺』にありますが、めっぽう面白いですよ。あるいはこのあたりは青砥・石質の細かい粘板岩から作る青みを帯びた砥石の産地だったのかもしれません。途中に竹の寺として有名な報国寺に寄りました。ここも紅葉の穴場だという情報ですが、まだ十分に色づいておらず残念。もともと風情のあるお寺さんですので、もう少ししたらさぞや見事な景観になることでしょう。なおここは永享の乱(1438)で足利持氏が自刃した所だそうです。
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 本日の二枚は寿福寺です。
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by sabasaba13 | 2007-03-12 18:17 | 関東 | Comments(0)
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