鎌倉錦秋編(8):長谷寺・光則寺(06.12)

 さてここから長谷へと向かいましょう。鎌倉駅西口に出て、御成通りをひた走ります。実はこの通りにはその筋(どの筋?)では有名な「滝の湯」という銭湯があります。築55年の建物でいまだに裸電球を使用しているレトロな銭湯で、数年前に廃業をしようとしたところ、住民の反対署名が集まりしばらく営業を続けるということです。3年前にはまだ健在だったのですが、今はどうなっているのかな。気になって捜しましたが、影も形もありません。近くにあるレストラン「いずみ」に入ってチキンソテーをいただき、店の方に訊ねたところ、数ヶ月前にとうとう廃業してしまい今は駐車場になってしまったそうです。「老人が一人死ぬということは、図書館が一つ燃えてなくなるということだ」というギニアの格言があるそうですが、銭湯がなくなるということはそれに近いものがあるような気がします。その街に住む人々の思い出が消滅してしまう… それにしてもよりによって駐車場とは。たしか自分が生れたペットショップが駐車場になってしまったのを見て、スヌーピーが「お前らはぼくの思い出の上に駐車しているんだ!」と悲痛の叫びをあげたのを覚えています。
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 気を取り直して長谷寺へと行きましょう。浄土宗の古刹で、日本最大の木造彫刻像十一面観音像(高さ9.18m)があることで有名ですね。なおこちらは(おそらく)鎌倉で唯一紅葉の夜間ライトアップをしている所だと思います。さすがにたくさんの色づいた楓やイチョウがありましたが、いかんせん参拝客が多すぎ。落ち着いて鑑賞できる雰囲気ではありません。由比ガ浜を見下ろす眺望は見事ですけれど。
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 そしてすぐ近くにある光則寺に寄りました。もみじは少ないですが、観光客はほとんどおらずゆったりと紅葉を鑑賞することができました。なおこちらには日朗上人が閉じ込められた土牢があります。そうそう、門前にある木の枝にとつぜん栗鼠が現れたのにはびっくり。こうした野良リスに鎌倉市民はけっこう悩まされているようです。
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 本日の三枚、上の二枚は長谷寺、下の一枚は光則寺です。
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by sabasaba13 | 2007-03-20 06:10 | 関東 | Comments(0)
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