鎌倉錦秋編(10):名越切通し・まんだら堂やぐら群(06.12)

 そしてさらに名越方面に向かい、二つ目のトンネルを抜けて右折すると山の方へ上がる階段があります。自転車を置いて登ろうとすると、「国史跡まんだら堂やぐら群臨時公開」というポスターが貼ってありました。やりいっ! 普段は非公開のやぐら群が紅葉の時期にだけ、臨時公開されているのですね。これは行かねば。
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 急な石段を上ると右手が名越の切通しです。ここも未舗装の山道で、岩を抉って一人ぐらいしか通れない部分があるなど軍事上の要衝であることがよくわかります。
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 左に行くとそこがまんだら堂やぐら群。いそいそと中に入ると、係の方がいて解説をくださいました。ここは13世紀末から15世紀くらいまでに形成された、約130穴のやぐらが集中する鎌倉でも有数のやぐら群だそうです。一目見て驚愕。広場を取り囲むように岩盤につくられた無数のやぐらと、真っ黄色に色づき一面に散り撒かれたイチョウの落ち葉、そしてあちこちに咲き誇る可憐な水仙の花。もう黄色に輝く異次元の世界に迷い込んでしまったよう。ここはお薦めです。たぶんこの時期の土日に毎年公開されているようですので、逗子教育委員会にお問い合わせの上お訪ねください。
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 なおこの近くには大切岸があるので、係の方に所在地を教えてもらいついでに行ってみることにしました。ここからさらに名越切通しを進むと、大きな置石があります。
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 ここの三叉路を右に行き、分かれ道で「大切岸・ハイランド方面」ではなく「法性寺方面」に行き、法性寺に就くとそこの墓地から大切岸を遠望することができます。長さ800m以上にわたって高さ3~10mにもなる断崖が連なる遺構で、鎌倉幕府が三浦氏からの攻撃に備えるために築いた防衛施設といわれていますが、石切り場という説も有力だそうです。なおこのあたりからの眺望は素晴らしいものでした。
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 本日の五枚、名越切通し(二枚)、まんだら堂やぐら群、大切岸、案内図です。
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by sabasaba13 | 2007-03-22 06:15 | 関東 | Comments(0)
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