三浦半島編(4):中村正義の美術館(07.3)

 向ヶ丘遊園駅からふたたび小田急線に乗り、新百合ヶ丘駅で下車、ここから読売ランド行きのバスに乗って、細山で降り「中村正義の美術館」に向かいます。さいわいバス停のすぐそばに案内板があったのですぐわかりました。だらだら坂を十分ほどのぼると到着です。ル・コルビュジェ風の真っ白な直方体状の洋館で、彼のアトリエだったそうです。中村正義という画家の存在を教えてくれたのは、以前に放映された「美の巨人たち」(テレビ東京)という番組です。(http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_051210.htm) 速水御舟の再来といわれた日本画家ですが、39歳で癌を宣告された頃からデフォルメされた自画像を日記のように描き続け(300枚!)、52歳で逝去されました。テレビの画面からでも、その千変万化、さまざまな形・色をした大胆にして奔放な自画像の魅力が伝わってきました。自己とは、こんなにも複雑で豊かな多様なものなのか… しかし残念なことに、自画像はわずか二枚しか展示されていませんでした。彼の故郷である豊橋の市立美術博物館に行けば見られるのかな。繊細なタッチのデッサンによって、彼の並々ならぬ技量の一端をうかがい知ることができました。芝生におおわれた庭には、デフォルメされた自画像を模した陶器製の椅子がいくつか置いてありました。近くで、子息が陶房を営んでおられるようなので、彼の作品かもしれません。
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 本日の一枚は、中村正義の美術館全景です。
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by sabasaba13 | 2007-05-03 07:47 | 関東 | Comments(0)
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