神戸・南紀編(3):姫路城・赤穂(02.3)

 本日はお日柄もよく、姫路城へ。いやあ、実は私、姫路城には行ったことがないのです。「現存する天守閣行脚」をやっている最中で、高知城・犬山城・彦根城・松本城・松江城と経巡ってまいりましたが、いよいよ佳境に入ります。17世紀初頭につくられた名城で、世界文化遺産にも登録されているとのこと。まあ百聞は一見に如かず、実際に見てみないことには何とも言えない、フンッ。と斜に構えていましたが、やはりこりゃ名城だ。見事なプロポーションと白漆喰の壁面。建物本体と周囲の環境の保存状態も良好。内部の展示もくどいものではなく、構造や施設自体を紹介するという謙虚かつ好ましいものでした。
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c0051620_6133044.jpg 次は隣りにある姫路市立美術館を訪問。期待はしていませんでしたが、いきなり大好きなベン・シャーンの「至福」があったのには意表をつかれました。おっ、なかなかやるな。他にもムンクやデルヴォーやホドラーなど、市議会で糾弾されなかったのかい、と邪推したくなるような作品が多々。「ええもんはええんや、文句あるか!」というこの頑なというか一途な姿勢はよろし。特別展示の「民衆の絵画展 1920s-1930s」も充実。大正から昭和初期の商業的な絵画・版画・ポスターやプロレタリア美術を展示したもので、なるほどこうした分野は美術史上の盲点。一本取られた。大月源二作の「山宣葬」(1929)には感無量。治安維持法改悪にただ一人反対して右翼に暗殺された労農党代議士・生物学者、山本宣治葬儀の様子を描いた絵です。山宣ひとり孤塁を守る… そして赤穂へ。

 歴史博物館へ行った後、海洋科学館・塩の国へ。ここには昔ながらの入浜式塩田や揚浜式塩田があるとのことです。受付で「塩をつくられますか?」と訊かれて一瞬耳を疑いましたが、せっかくなので塩づくり体験学習に挑戦してみました。会場に男子更衣室があるのにはギクッ。まさか、つなぎと長靴に着替えさせられて、この炎天下に塩田で海水汲みを… でもだいじょうぶ。濃縮した海水(鹹水)を土鍋で二十分ほど煮詰めるというものでした。簡単そうにみえますが、これがなかなか面白い。おじさんに「力を入れたらあかん、柔らかく空気を混ぜながらかきまぜるんや」と教えられながら、夢中になってしまいました。体を使ってものをつくるって、大事だし面白い。帰り道に、赤穂浪士の墓のある花岳寺をお参りして、塒の三宮に帰着。
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 本日の一枚は姫路城です。
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by sabasaba13 | 2007-05-25 06:15 | 近畿 | Comments(0)
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