神戸・南紀編(5):神戸(02.3)

 さあ北野の異人館めぐりです。いやあ、いるわいるわ。どこから沸いて出たのだか(私もその一人)、観光客の善男善女が溢れていました。私も負けちゃおれんと、うろこの家・風見鶏の家・萌黄の家と、一通り見学。今調べて分かったのですが、あの“うろこ”ってスレートつまり粘板岩つまり硯と同質のものなんですね。だから墨が磨れるそうです。ちなみにこの時期のスレートは(学校で使われていた石盤も)すべて宮城県牡鹿半島産のものとのこと。うろこの家にはエミール・ガレ作の美しいシェードもありました。
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 このあたりは、シナゴーグ・モスク・ジャイナ教寺院など種々の宗教施設が集中しているのも注目。 喫茶「ラ・メール」で珈琲を飲みながら、おかみからいろいろな話をききました。市が所有している異人館の入場料は安いとか、山の手の震災による被害はそれほどひどくなかったとか… その中で、ここから歩いて三十分ほどで、ビーナスブリッジというたいへん見晴らしの良い場所があると教えてくれました。車道を山のほうへテクテクと歩いて三十分。クルクルと輪をかいたような歩道橋らしきものがビーナスブリッジです。なるほどこれはすばらしい眺め。ジモティの勧めと茄子の花にゃ千に一つの無駄もないっていうやつですね。
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 トアロードを抜けて三宮へ。神戸最後の晩餐は、そう、そうです、神戸牛。松阪・伊賀・平戸・近江・但馬・米沢と牛肉行脚を続けてまいりましたが、満を持しての神戸牛です。選んだお店はガイドブックに載っていた「カルネ」。雑居ビルの二階にあるカウンター席のみのこじんまりとした店で、欲気を抜いた中島誠之助のようなご主人と寡黙なおかみさんがもてなしてくれました。味は… 味は… 味は… 嬉しくて嬉しくて言葉にできない… もうこれは至福です。ステーキという概念をくつがえされました。脱帽、感服。つけあわせの生キャベツと生ピーマンとスライスした揚げニンニクにも感涙。大蒜フリークの私のために、二回もおかわりをしてくれました。ええいっ、宣伝しましょう、神戸に行ったら「カルネ」(078-391-2332)に寄ろう! それはそうと、何で「カルネ」という店の名にしたのか、訊き忘れました。きっとご主人がマルセル・カルネの大ファンだとにらんでいますが。ご主人から、牛肉の仕入先を教えてもらい、元町の森谷商店に直行。この至福を分かち合おうと(避雷針も兼ねていますが)、山ノ神にフィレとサーロインを送りました。後日談。届いた包みの中に、狂牛病対策からか、「去勢・牡四歳」というしおりが入っていて、可哀想で食べられないと思ったが、やはり食べておいしかったとのこと。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2007-05-27 07:30 | 近畿 | Comments(0)
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