ヴェネツィア編(1):(07.3)

 三月末に夢にまで見たヴェネツィアへ行ってまいりました。ちなみにエッセイスト森まゆみ氏の夢は、すし職人と結婚してとなりに本屋をひらくことだったそうです。それもええなあ… 閑話休題、以前から行きたい行きたいと思っていたのですが、なかなか機会をつくれず、やっと念願をかなえることができました。同時に、タヒチで知り合ったイタリアの友人Aさん(クーネオに在住の女性医師)と会えるということで山ノ神もご満悦。彼女は最近ずっとイタリア語も習っているので、準備も万端です。というわけでいつものように、通訳・渉外・最終的意思決定(筆者注:この権能が大波乱を招きました)は山ノ神、計画・添乗・引率・記録・荷物運び・末端的意思決定・雑務は小生という、泥舟の如く堅固でブッシュ政権の如く磐石なコンビネーションで乗り切ることにしましょう。
 さて旅程はどないしまひょ。南イタリアにも立ち寄るという色気もあるのですが、この際、徹底的にヴェネツィアをしゃぶりつくしたいので、同地で全泊することに決定。六日間を自由に使える格安ツァーをさがしだしました。近郊には、パドヴァ(ジオットのフレスコ画)、ヴェローナ(「ロミオとジュリエット」の舞台)、トリエステ(ユダヤ人強制収容所)、ヴィチェンツァ(世界遺産+米軍基地への大規模な抗議デモ)など行ってみたい街がたくさんあるので、ヴェネツィアに飽きたら日帰り小旅行をするのもわるくありません。ホテルに関して旅行業者と折衝したところ、なにせ世界的観光地、お目当てのサン・マルコ広場近辺の宿をおさえることはできないとのこと。次善の選択肢としてサンタ・ルチア駅近くのホテルに決めました。なお、穴があったら●入りたいのですが、実はヴェネツィアが島であることをこの時はじめて知った次第です。ああ恥ずかしい…
 せっかく六日間も滞在するのですから、この街について知るべきところは知っておこうと一念発起、関連書籍やガイドブックを数冊読みました。「地球の歩き方 ミラノ ヴェネツィアと湖水地方」(ダイヤモンド社)は定番ですが、よく言えば中庸、悪く言えば平板・軽薄、あまり参考にはなりません。良い本はないだろうかと書店で物色していたところ出会ったのが「ナショナルジオグラフィック海外旅行ガイドブック ヴェネツィア」(日経ナショナルジオグラフィック社)。機知に富んだ解説と知的好奇心をくすぐられる物件の紹介には目を見張りました。例えば、「ゲットー」という言葉が生れたのがここヴェネツィアで、今も地名として残っているそうです。地図も十二分に見やすいのですが、重要物件を三次元的に大きく描いてあるためその周辺の小路がわからないという欠点があります。後に述べますが、ヴェネツィアを徘徊する際にはこれは致命的な欠陥です。なお本シリーズは広く読まれているようですね、Aさんもイタリア語版の本書を持参されていました。
by sabasaba13 | 2007-06-15 06:09 | 海外 | Comments(0)
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