ヴェネツィア編(37):サン・マルコ寺院の鐘楼(07.3)

 朝起きてTVの天気予報を見ると、本日は曇り・時々晴れのようです。何気なく画面を見続けていたら、星占い番組を放映していました。Salute(健康運)、amore(愛情運)、lavoro(仕事運)ですから、あまり日本と変わりませんね。ま、わたしゃこの手の占いは一切信じませんが。続いてなんと「ポケット・モンスター」! イタリア語を話すピカチューにあまり違和感を覚えないのは不思議でした。
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 さて朝食をとり、Aさんとロビーで待ち合わせて行動開始。まずは駅前からヴァポレットに乗り、カナル・グランデをクルーズしてサン・マルコ広場に向かいましょう。時が経つにつれてじょじょに薄日も差してきました。写真の建物はダリオ宮、宝石箱のように綺麗なのですが、持ち主に必ず不幸がおとずれるという伝説があるそうです。途中で郵便配達の方も乗り込んできました。ご苦労様です。
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 そして船着場に到着、小広場石柱上の毛の生えた、じゃなくて翼のある獅子像も“Here comes the sun”と雄叫びをあげているよう。まずめざすは先日長蛇の行列を見て昇るのを諦めたサン・マルコ寺院の鐘楼です。朝一番で来て正解でした、それほど長い行列ではありません。料金を払いエレベーターに乗って天辺に到着。うーん、ここからの眺望も素晴らしい。先日昇ったマッジョーレ教会鐘楼からの眺望は、ヴェネツィアの全貌を外部からぐわっしと鷲づかみにする感がありましたが、ここからの眺望は内部の中心から街を睥睨するという感じです。サン・マルコ寺院と広場、カナル・グランデと海の税関とサルーテ教会のドーム、マッジョーレ教会を一望することができます。そして陽を浴びてにこやかに輝く黄褐色の甍の波・波・波がまるでアラベスクのように、あるいは細胞のように、絡み合い縺れ合っています。そしてあちらこちらにスッポンッと頭のもたげる教会の鐘楼。街全体が宮崎駿の映画のように、うぞぞぞぞぞぞぞぞと動き出して、アドリア海へと船出しそうな錯覚さえ覚えます。この街は一つの有機体なのだという思いを痛切に感じました。ヴェネツィア共和国総督になったような気持ちをしばし満喫。この二つの教会鐘楼からの眺望は必見ですね、甲乙はつけられません。
 (1)の中央にはボーヴォロの螺旋階段が写っています。(2)はサルーテ教会と海の税関、(3)はサン・マルコ小広場の石柱です。
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 本編の足跡と本日の三枚です。上がサン・マルコ小広場とマッジョーレ教会、中がムーア人の時計とメルチェリエ、下がサン・マルコ広場です。
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by sabasaba13 | 2007-08-09 05:22 | 海外 | Comments(0)
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