大芦川・真岡鉄道・烏山編(4):大芦川(07.7)

 さてふたたび白井平橋を渡り、遊歩道のもう一方の入口に行ってみました。しかし川原までなだらかな坂道を下りると、そこで遊歩道は消滅。しばし岩に腰かけて、ここでも川の風情を満喫しました。
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 そろそろバス停に戻ろうと、道に戻って歩みはじめると「オウム(アレフ)信者進出反対」という立て看板を発見。オウム真理教か… 最近、大澤真幸氏の「現実の向こう」(春秋社)を読んで、この問題について触発されました。ポイントは、他者との意思疎通の欠如です。この教団の特徴は、他者からの攻撃を受けると思い込み、コミュニケーションを拒み、そして他者への攻撃を繰り返したという点にあります。これは監視社会を受け入れる私たちの心性と通底しているのではないか。不気味な他者との意思疎通を拒否し、その動きを監視する。もちろん、物理的攻撃の有無という点では大きな差異がありますが、質的には同じだと思います。(石原所長を引き合いに出すまでもなく、非物理的攻撃は加えていますよね) 決して他人事ではありません。他者や異文化との間の壁にどうやって風穴をあけ、意思をかよわせるか。これは世界にとっても重要な課題でしょう。電車の中で読んだ「パレスチナ」にこういう一節がありました。
 ほとんどのイスラエル人とパレスチナ人の接触は、出稼ぎのパレスチナ人が働く建設現場やレストラン、あるいは身分証明書を受け取るための軍の窓口、そして現在では、イスラエル兵の銃についた照準用望遠鏡のレンズをとおしてでしかない。お互いの望みや夢を理解するための「対話」や、新たな「平和の言語」が必要なのだ…
 「あっるっこーあっるっこー」と口笛を吹きながらテクテクと一の鳥居に向かいます。途中で何箇所か川原に下りられるところがあるので、何回か道草をしました。このあたりでも不安をかきたてる「安全安心パトロール実施中」というのぼりを見かけました。やれやれ。
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 次のバスが来るまで40分ほど時間があるので、付近の集落を散策。いろいろな催しをしてくれる大芦川自然クラブはここにあります。佐藤さんのお宅には「裏の畑にいます」という札がかかっていましたが、宮沢賢治のファンなのでしょうか。火の見櫓も健在です。橋の欄干には「飛び込み危険 鹿沼市」という無粋な看板があります。橋から川面に飛び込んで遊んでいた四万十川子供たちを思い出し、「ちょっとぐらい危険でもいいじゃん、ったく*が小さいんだから」とブツブツ言いながら覗き込むと… そこには全身の骨を砕くような巨石が鎮座しています。すみません鹿沼市職員のみなさま、たしかにこれは危険です。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2007-10-03 06:09 | 関東 | Comments(0)
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