大芦川・真岡鉄道・烏山編(8):真岡鉄道~下館(07.7)

 さて二日目です。まずは再び真岡鉄道に乗って、長駆下館まで行ってしまいましょう。土曜日の朝ということで、列車はがらがら、通学する女子高校生が数人いるだけです。長閑な田園風景を車窓からぼんやり眺めていると、次の駅で女子高校生が十数人乗り込んできました。「土曜日なのに授業か、ご苦労さん」と思っていると次の駅でまた十数人、次の駅でまた十数人、次の駅で… 気づいたら、小生と地元の方二人をのぞいて、車内はすべて女子高校生で埋めつくされてしまいました。そう、まるでヒッチコックの「鳥」、主人公が窓から校庭を見るたびに鳥がわさわさと増えていくあの恐ろしいシーンを思い出しました。(もちろん襲われはしませんでしたが) 真岡鉄道は二両編成、どうやら男子と女子が棲み分けているようで、隣の車両は男子高校生で満ち満ちているようです。しまったあ、隣の車両にすべきであったああああああ、あ、いや別に変な意味ではなくて… でも女性専用車両に乗るという稀有な疑似体験ができました、完璧に寝たふりをしつづけるのはちょっと辛かったけれど。そして真岡駅でみなさん全て下車、どうやら真岡女子高校の生徒さんたちだったようです。緊張感が解け、車内をあらためて見回すと前方に「不審物を見かけたら係員・警察官にご一報を! テロを防ぐのは一人一人の目と行動です!」というポスターがありました。おーい、誰が何のために真岡鐵道(会社所在地:栃木県真岡市台町2474番地)でテロをするんだあああああああい? こうしていたずらに不安感を煽るのはやめていただきたい。
c0051620_665517.jpg

 さて下館駅に到着、さっそく窓口でSL乗車整理券を購入しました。ここでのお目当ては板谷波山記念館ですが、案内図によるとどうやら徒歩で行けそうです。ついでに青木繁の碑も拝見しましょう。彼は、房州で「海の幸」を書き上げた後、臨月のたねを伴って、下館の旅館に3ヶ月逗留したそうです。そして「大穴牟知命」を書き上げ、ここで子息の幸彦(「海の幸」に因む)が出生、なるほど縁の地なわけだ。駅近くには「海の幸」と「わだつみのいろこの宮」の陶板画がありました。
c0051620_671995.jpg

 しもだて美術館アルテリオには「第13回 全国報徳サミット」という垂れ幕がかかっています。ほー、二宮尊徳の思想と実践が息づいているんだ。道路わきには「知恵と汗出して築こう広域合併 みんな一緒に大きくなっぺ 同友クラブ」という大きな看板。胡散臭いなあと思って撮影しましたが、今調べたところ、「会員構成は地元の事業経営者が多数しめておりますが、市長、商工会議所会頭、国会議員、県会議員、市議会議員、等々、顔ぶれは多種多様に及んでおり、日々、地域発展のため活動して」いるクラブだそうです。どこが多種多様だ、ど、こ、が! みんな金持ち、"勝ち組"じゃないか! と思わず絡んでしまいましたが、広域合併による行政サービスの低下など屁とも思わない、つまり自力で豊かな暮らしができる資力のある方々なのですね。こんな看板を平気の平左で街角に立てるなんて、やれやれ、庶民をなめきっているわけだ。
c0051620_673897.jpg

by sabasaba13 | 2007-10-11 06:12 | 関東 | Comments(2)
Commented by ■全国共通 女性専用車両 総合 at 2007-10-11 19:07 x
■全国共通 女性専用車両 総合スレッド Part17■
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/rail/1185684072/
Commented by sabasaba13 at 2007-10-11 19:35
 こんばんは。これをスレッドと言うのですか、勉強になりました。
 この件に関しては小津安二郎の言葉を思い出します。
 「何でもない事は、流行に従う
  大事な事は、道徳に従う
  芸術の事は、自分に従う」
<< 大芦川・真岡鉄道・烏山編(9)... 「パレスチナ」 >>