飛騨編(6):郡上八幡(07.8) sanpo

 再び自転車に乗って、吉田川の南側の町並みを徘徊することにしましょう。まずは「いがわこみち」へ。幅わずか1mの生活道路で、その脇をきれいな用水が流れています。付近の方々は洗い場組合をつくり、清掃や管理・補修などをしながら洗濯物の濯ぎ・芋や菜っ葉洗いに利用するとともに、鯉・岩魚・鮎などを放流しているそうです。両側を緑と民家が優しく包む雰囲気の良い小路で、洗い場が二ヶ所あり、組合員の名前が記されていました。水を慈しむ気持ちがひしひしと伝わってきます。無人販売の餌を鯉にやりながら、しばし佇みました。なおここから川原に出る小路があり、河童諸君が吉田川で水遊びをしている様子を満喫できます。
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 そして自転車に乗って町並みの中を彷徨。北側城下町のような統一感はありませんが、景観を粉微塵にぶちこわす国籍不明の無粋な現代建築はほとんどなく、木造・瓦屋根の民家が建ち並び眼を喜ばせてくれます。城下の名残なのでしょうかT字路が多く、薄暗い路地から明るい通りを眺めると素敵な眺望に出会えます。突き当たりの商店、その上方には山と緑、そして行き交う地元の人びと。どこかの家で練習しているらしい郡上おどりの三味線の音が、心の塵を洗い落としてくれました。
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 「志し肉・くま肉」「銃砲火薬店」といった看板を見ると、けっこう猟がさかんなのかもしれません。
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 表敬無断訪問した八幡小学校は、「変質者・誘拐犯なんてめったにいないし、いたとしても近所の人が何とかしてくれるぜ」と言わんばかりに門扉などありゃしません。正面にある石に刻まれた「天をゆびさす」という校訓が清々しい。二宮金次郎像があったので自称真人間の私は胸を張って正面突破。オーソドックスな姿態の銅像でした。
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 なおこの町で発見した「飛び出し注意人形」は二体、ともに漫画風のものでした。少女については、眼の錯覚か希望的観測か、下着をつけていないように見えるのですが… こうした茶目っ気・大らかさも郡上八幡気質かな。
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 そして「サンプル工房」へ。実は観光パンフレットではじめて知ったのですが、ここは食品サンプルの名産地なのです。江戸時代の和蝋燭をつくる技術を応用したのではないかとひそかに睨んでいますが、詳しい理由はわかりません。ここでは天丼のサンプルをつくらせてくれるそうですので、鯖と豆腐と納豆と小籠包の天ぷらを乗っけてやるぞと息巻いて入店したのですが残念ながら満員御礼。せんかたなし、USBメモリーにつけるストラップをお土産として買いましょう。いろいろと物色したのですが、わがソウル・フード、焼き鯖がありません。ま、一応常識はわきまえているつもりなので「責任者を出せ!」などとは言わず、大人しく鮭の塩焼き(自分用)とみたらし団子(山ノ神用)を購入しました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2007-11-26 06:10 | 中部 | Comments(0)
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