飛騨編(8):飛騨高山(07.8)

 本日は白川郷の見物です。往復の濃飛バスは事前に予約してあるので、その出発時刻まで町を散策することにしました。駅前の小広場前を通りかかると、そこにはテントがはってありました。おそらく外国人バックパッカーでしょうね、経費節約のためのガッツには敬意を表します。さてどこの国の人か? (たぶんドイツ人ではないかな) しばらく歩くと、小さな駐車場ではラジオ体操の会が開かれていました。
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 そして飛騨国分寺へ。江戸時代に建立された三重塔と大銀杏が朝日を浴びて輝いています。境内には白眞弓肥太右衛門の墓がありました。彼は白川郷出身の力士で、ペリー来航の際に米俵八俵を一度に運びアメリカ人船員たちを驚かせたそうです。
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 このあたりの商店街では公募した川柳を灯篭に記してぶらさげてあります。秀作・怪作をいくつか。「もう嘘の片棒嫌だとブラが言い」「そばにいてただそれだけじゃ嫌だけど」「健康のためなら死など恐くない」「さそり座の妻は口から毒を吐く」 最後の句がある灯篭は側面が切り裂かれていました… ぞぞぞぞ
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 鍛冶橋の欄干中央には手長・足長像が鎮座しております。いろいろと調べてみたのですが、この二人については諸説あるようです。山の神(手が長いので高い木々の実が採れる)と海の神(足が長いので海の中に入っていって魚が取れる)を表わしているとか、出雲神話の登場人物・足名稚(アシナヅチ)と手名稚(テナヅチ)がモデルだとか、妖怪だとか… 謎として記憶にとどめておきましょう。そして川沿いの道に沿って宮川朝市が開かれています。野菜、果物、花、雑貨、さるぼぼなど、見ているだけでも楽しいし、売り手のおばちゃんの口上を聞いているだけでも楽しいものです。観光客寄せパンダのようなものかなと思っていたら、けっこう地元の人も購入しているようです。ちゃんと市として機能しているのですね。
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 そして再び古い町並へ。昨晩はぐだぐだ言いましたが、朝日を浴びたしっとりした民家はやはりいいものです。日よけのためでしょうか、格子のところにからめてある朝顔の美しさが心に残ります。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2007-12-03 06:07 | 中部 | Comments(0)
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