肥前編(16):大村(07.9)

 城の敷地内に観光案内所があったのでちょっと寄り、パンフレット類をもらいましたが、使い勝手のよい観光地図はありませんでした。やれやれ、行き当たりばったりに歩くしかないか。近くの公衆便所をふと見ると、「宿泊は違法です 深夜パトロール実施中 発見次第警察に通報します」という貼り紙。ネットカフェ難民の次は公衆便所難民か、いよいよもって日本は「島原の乱前夜」なのかなという感を強くしました。さらに強烈な一枚が、大村小学校の塀に貼ってありました。「あの人は何か変だぞ110番 大村小学校子宝見守り隊」 あわわわわわわわわわ、変人を自称する私は、通報されてはたまらんとすぐにそこから立ち去りました。大村観光に来ているのですから、何か変と言われても返す言葉がありません。しかしこの表現には禍々しいものを感じます。ま、バールのようなものを持ちローラー・ブレードを履いた素っ裸の人が「悪い子はいねが!」と叫んでいたら、この地の民俗行事でないのを確認した上で警察に通報しますけれどね。しかし"何か"という留保は何を意味するのでしょう? 多数派と違う思想や行動や嗜好を異物として芟除しようとする心性が蔓延しているのでなければいいのですが。いやしてるな。「あいつは朝青龍と亀田親子を弁護してるぞ、110番!」「あいつは核(原子力)発電所に疑念をもってるぞ、110番!」「あいつは沢尻エリカを知らないぞ、110番!」「あいつは徴兵制に反対しているぞ、110番!」という囁きがすぐそのへんから聴こえてきます。さわさわ いっそのこと、「あの人は非国民だぞ110番」にすれば、いかに危険な標語かわかりやすいのにね。いよいよもって日本は「大東亜戦争前夜」なのかなという感も強くしました。どちらが先に起きるのかな。民衆の反乱を起こさせないために戦争をはじめるというパターンが、過去の歴史ではよく見られますが。
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 大村小学校の裏手には、藩校・五教館の藩主出入り用の御成門が残されていました。今でも、入学式・卒業式の時だけ開門するそうです。隣には大村出身の教育者にして女性教育・障害児教育に心血を注いだ石井筆子の胸像があります。そしてラッキー、そのわきには、正確にして詳細な観光地図の掲示板がありました。さっそくデジタル・カメラにおさめ利用させてもらいましょう。これによると、大村には日向平・小姓小路・本小路・岩船・上小路・草場小路、計六つの武家屋敷街があるようです。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2008-03-25 06:08 | 九州 | Comments(0)
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