肥前編(24):九十九島(07.9)

 さてそれではバスに乗って港に行きましょう。そうそう、タクシーの運転手さんに連絡をしておかなければ。ところが応答なし。夜勤明けでまだ寝ているのかなと好意的に解釈し、留守番電話に予定通り午後一時佐世保駅前で待っていますとメッセージをいれておきました。バスは中心部を抜けると、やがて米軍基地、そして佐世保重工業(SSK)の脇を走っていきます。そういえば旧日本海軍の煉瓦倉庫が、その敷地内にいくつか残されているという情報がありました。しばらく行くと、金網越しに佐世保重工業の巨大なドックを見ることができます。ドックを見るチャンスなぞそうそうないので、これは後で寄ってみることにしましょう。
 西海パールシーリゾートに到着し、さっそく遊覧船パールクィーンに乗り込みます。
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 一時間ほどかけて九十九島の間をのんびりとクルージング。天気も良いし、潮風に吹かれて気分も爽快ですが、やはり展望台から見晴らした方がきれいですね。なおこの遊覧船には二つの狭い瀬戸をすりぬけ、島の狭い湾でUターンするという見せ場がありました。船長の技量には敬服しますが、乗客からすればそれほどのスリルではありません。なお船内アナウンスによると、日本最初のワルツ「美しき天然」は、この九十九島の美をモチーフに佐世保海兵団軍楽隊軍楽長であった田中穂積が作曲したものだそうです。(作詞は武島羽衣)
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 さてバスに乗って、途中にある海上自衛隊佐世保史料館の前で降り、ここから歩いて米軍基地と佐世保重工業まで行ってみましょう。その前に腹ごしらえ、佐世保バーガーの有名店がすぐそばにあるのでさっそく寄ってみました。長蛇の列に並び窓口で注文すると「出来上がりは12時頃になりますが…」 時刻を見ると午前11時20分。何処の世界にハンバーガーを食うために40分も待つ暢気な輩がいるのだ!という言葉を心の中でかみしめて、注文をキャンセル。まずは見るべきものを見てからにしましょう。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2008-04-09 06:08 | 九州 | Comments(0)
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