静岡編(2):旧見付学校~登呂遺跡(04.12)

 磐田に着くと雨模様、バスに乗って旧見付学校に向かいました。1875(明治8)年に完成した日本最古の洋風学校建築で、近隣住民の浄財にあずかるところが大きかったようです。いつものことながら教育にかける当時の人々の熱意には頭が下がります。典型的なインク壺型の物件で、保存・修復状態も良好です。楼閣に登れるのは嬉しいかぎり。小雨にけむる磐田の街並みを見下ろしながら、学校をつくるということが街の誇りであった時代も、かつて存在したのだなあと感じ入りました。中部はちょっとした教育博物館になっていて、(御)真影や教育勅語を収める小さな奉安殿も展示されていました。
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 東海道線に乗って静岡に戻り、バスで登呂遺跡へ。基礎・基本を大事にしようという方針からいえば、遺跡の中の定番・大物・王道、登呂遺跡は外せません。傘をさしながら、発掘の跡や復元された住居・高床式倉庫・水田を見学。紅葉の盛りですが、薄暗いのが残念。
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 登呂博物館を見て、すぐ隣にある芹沢銈介美術館へ。染色の大家である彼の作品もすばらしいのですが、白井晟一(渋谷の松濤美術館も彼の作品)設計のけれん味あふれた建物も一見の価値あり。狭い敷地に視界を隠す樹木や石壁を巧みにめぐらせて、迷宮のような空間を演出しています。自然石を多用したゴツゴツした壁面も、芹沢の作品とよくマッチしています。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2008-04-30 06:08 | 中部 | Comments(0)
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