京都錦秋編(9):随心院(07.12)

 さてここから歩いて随心院へと向かいましょう。バスでも行けるのですが、旧奈良街道をのんびりと歩いていくことにしました。往時の風情は影も形もありませんが、見知らぬ土地を歩くのはいいもんです。何よりも自転車や車では見過してしまうような面白物件に気がつくことができます。いろいろな工事によって邪魔者にされたのでしょうか、道路の一画には己が群れを守るバイソンのように数十体の石仏が身を寄せ合っていました。泥棒を威圧するような狂暴な忍び返し、かわった形のはさかけ、弘法大師独鈷水、京都警察犬学校の看板、恵美寿豆腐店、みんなみんな愛し合ってるかーい。なんて戯れ言をいっているうちに随心院に到着です。
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 このあたりは小野の里といい、小野小町に関する由緒を売り物にしているお寺さんですね。
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 それはともかく、中に入ってみましょう。庭は書院から眺める小規模な池泉庭園で、楓もそう多くはありません。しかしグラデーションに富んだ見事な大杉苔を眺めるだけでも来た甲斐があるというものです。人気のない縁に座り閑寂な庭を眺めていると、もう気分は深草少将。渋くて地味なお寺さんですが、なかなか気に入りました。
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 穴場その三:随心院 

 絵馬堂があったのでのぞいてみると、「世界が平和でありますように」「今年中に10Kやせたい! すてきな服いっぱい着れたらいいな」という好対照な絵馬が並んでかけられていました。
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 なおこの時点で午後四時少し前。貴船神社に行くのはあきらめましょう、しかしお天道様が雲間から顔を出しています。こうなると少し色気が出てきて、山科にある紅葉の大穴場・毘沙門堂に行ってみたくなりました。地下鉄小野駅まで歩いて十分ほど、途中でまた面白物件を発見。手書きの飛び出し小僧、柿を売っている魚屋、「小野御霊町」という住所表示、「やくざさん、やくざもどきさん、行儀の悪い子供、大人、みんなおことわりします」という貼紙。やっぱ歩くって楽しい!
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 本日の六枚です。
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by sabasaba13 | 2008-06-03 06:15 | 京都 | Comments(0)
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