東京錦秋と戦争遺蹟編(2):真姿の池湧水群(07.12)

 さてそれでは「お鷹の道」に向かいましょう。案内標識にしたがって駅から十五分ほど歩くと、まずは真姿の池湧水群に到着です。武蔵野の面影を残す雑木林の中、急な階段を下りると、舗装はされていませんが整備された小道の片側に小さな清流が流れています。
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 源を見ると、水が静かに湧いている様子がよくわかります。右手には清冽な清水をたたえた、こぶりな真姿の池。中央には弁天を祀る小祠があります。
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 解説板によると、848(嘉祥元)年、不治の病に苦しむ玉造小町が病気平癒祈願のために武蔵国分寺に参詣すると、童子が現れこの池で身を清めるようにと告げたそうです。その通りにすると、たちまち病は癒え、元の美しい姿に戻ったそうな。以後、真姿の池と呼ばれるようになったという伝説が生まれました。「新編武蔵風土記稿」にも登場する、なかなか由緒のある池です。それにしても、なんて気持ちの良い道なのでしょう。両側には黒板塀と生垣、その向こうに広がる雑木林。そして微かに耳をくすぐるせせらぎの音。散歩や買い物のために時々行き交う地元の方々が交わす挨拶。私たちに必要なものは、最新機能を備えた携帯電話でもなく、値上がり確実な株でもなく、コーチのバッグでもなく、こうした何気ないけれど快適な環境なのじゃないのかなあ。少し歩くと、右手には防風のための見事に刈り入れられた樹木、左手には野菜を直売している農家がありました。ウォーキング(※別に散歩でいいじゃん)されているお年寄りのみなさんが、三々五々買い求めてらっしゃいました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2008-06-27 06:16 | 東京 | Comments(0)
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