東京錦秋と戦争遺蹟編(3):お鷹の道(07.12)

 そしてこの道と垂直に交わる遊歩道が「お鷹の道」です。解説板によると、1748(寛延元)年にこのあたりの村々は尾張徳川家の御鷹場に指定され、その後崖線下の湧水を集めて野川にそそぐ清流ぞいのこの小道は「お鷹の道」と呼ばれるようになったそうです。成程。さぞや様々な負担を課せられたことでしょう。まずは右手の方向に行ってみましょう。こちらも素敵な道ですね。舗装されてはいますが、小さな清流にそって緑にあふれた庭や家々の間を玄妙にうねりながら小道は進んでいきます。見通しがあまりきかないため、すこし歩くと景観ががらりと変化するので退屈しません。ところどころで紅葉した楓や公孫樹に会えるのも嬉しい限り。
c0051620_7414531.jpg

 そして何よりも(さきほどの道もそうだったのですが)自動車が走っていない! われわれの暮らしを支える車の利便性については勿論認めますが、個人的にはこれこそ真の必要悪だと考えています。人と猫(犬は×)だけがのんびりと歩ける、木々にあふれ清流が流れる小路を、街中に蜘蛛の巣のようにはりめぐらせてほしいものです。五月蠅くて危険で有害物質をばらまくあのおぞましいマッキナにはうんざりしています。
 さてしばらく歩いていると右手に長屋門があり、その門前の通りには綺麗に色づいた見事な楓のトンネルがありました。こういうマイもみじに出会えると、心がウキウキとしてきます。他にもいくつか長屋門を見かけたのですが、村役人の家だったのでしょうか、あるいは郷士? それが今でも残っているところを見ると、けっこう格式を重視する土地柄なのかもしれません。
c0051620_7433911.jpg

 そして国分寺に到着、中は万葉植物園となっています。その前には風格のある楼門が建っていました。
c0051620_744722.jpg

 その少し先には仁王門、それをくぐって石段を上ると国分寺薬師堂があります。
c0051620_744312.jpg

 さてここでUターンして今来た道を戻りましょう。♪あっるっこー、あっるっこー、私は元気♪と鼻歌を歌いながら手を振って元気よく歩くと、あっという間に真姿の池のところにたどりつきました。合流地点をつっきってさらに歩くと、十分ほどで遊歩道は終わり。真姿の池湧水群から国分寺経由でここまで一時間弱。ほんとうに心地よい散歩を楽しめますよ、お薦め!

 本日の四枚です。上から二枚目が楓のトンネルです。
c0051620_744558.jpg

c0051620_7451717.jpg

c0051620_7453668.jpg

c0051620_745539.jpg

by sabasaba13 | 2008-06-28 07:46 | 東京 | Comments(0)
<< 東京錦秋と戦争遺蹟編(4):浅... 東京錦秋と戦争遺蹟編(2):真... >>