駿河編(7):沼津(07.12)

 なお千本松原には全国で最初の牧水歌碑「幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく」が建っています。富士の裾野から運ばれた重さ15トンの自然石は、姿かたちがどことなく牧水に似ているそうな。ここから街の中心部に向かう途中に、乗運寺がありました。門を入ってすぐ右手にあるのが牧水の墓です。合掌。
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 ここからしばらく歩くと、蕩々と流れる狩野川に行き当たります。永代橋と御成橋の間一帯はかつて河岸として栄えたところで、往時の繁栄を偲ばせる石倉がいくつか残っていました。沼津駅へと向かう通りで、どこかで見たことのある達磨の顔を描いてある幟を見かけました。「沼津の地酒 白隠正宗」! もしかすると白隠慧鶴は沼津の出身なのか。こう真っ向から啖呵を切られた以上、飲まないわけにはいきません。今夜の寝酒は白隠正宗に決定です。
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 駅近くのホテルで旅装を解き、夕食を食べに夜の巷にくりだしました。頭の中では桜えびとしらすがぐるんぐるんと二重螺旋を描いています。んが、しかし、駅周辺を徘徊してもおいしそうな小料理屋が見当たりません。あるのは、和○とか、は○の○とか、○さ○とか、○の○とか、全国規模のチェーン店ばかり。足が棒のようになっているのでこれ以上捜す気力はありません。やむをえず駅ビルにあった杵○でうどんを食しました。やれやれ… ホテルへの帰途にあった酒屋で「白隠正宗」を買おうとしたら、売っていないとのつれないお返事。やれやれ… 醸造用アルコール入り日本酒もどきの地酒を購入し、宿へ。

 本日の一枚は、狩野川暮色です。
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by sabasaba13 | 2008-07-15 06:11 | 中部 | Comments(0)
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