駿河編(8):三保の松原(07.12)

 朝起きるとみごとな快晴。今日は三保→興津→三島という予定です。まずは東海道本線に乗って清水へ向かいましょう。由比を過ぎたあたりで進行方向左手の窓から振り返ると、富嶽がなかなかクリアに見えました。三保からの眺望も期待できそうです。40分ほどで清水駅に到着。駅からも富士山がくっきり見えました。さてここからバスに乗って三保の松原をめざします。幸い、三保車庫行きのバスにすぐ乗ることができました。車窓からぼんやりと清水の街を眺めていると、ん? さすがはサッカー王国・静岡、歩道にはサッカー・ボール型の敷石がありました。それにしても、何故静岡県ではサッカーがさかんなのでしょうか。国見高校のある島原半島のような貧困は感じられないし… 憶測ですが、読売ジャイアンツの引力圏と中日ドラゴンズの引力圏のちょうど狭間にあり、野球ファンとなる少年がそれほど多くなかったからではないか。ご教示を請う。しばらくすると録音による車内放送がありました。「静岡県から暴力団を追放しましょう」 ふんふん。「静岡県暴力団追放推進運動相談センター」 へえそんな組織があるんだ。「電話番号283-8930」 覚えづらいなあ。「やくざゼロ」 山田君、座布団全部もっていきなさい!
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 30分ほどで「三保松原入口」というバス停に到着。いきなり道の真正面に、あらひざらした浴衣のやうな富士がきりりと聳えています。ここから三保の松原まではところどころに案内表示があるので、それに従って参ることにしましょう。道路を横断する時に、「とびだすな 清水市農協」というレトロな看板がありました。「飛び出し小僧」のプロトタイプかもしれませんね、川上澄生風の質朴な少年・少女像には心惹かれます。
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 途中にあった清水三保第一小学校では二宮金次郎像を発見。台座に「報徳」と刻んであるのはなかなか珍しい。御穂神社の参道は「神の道」という身も蓋もないネーミング、松が立ち並ぶ長い並木道になっています。そして20分強で三保の松原に到着、これで日本三大松原を制覇したことになります。ちなみに残り二つは、虹の松原(唐津)、気比松原(敦賀)ですね。まずは天女が衣をかけたという羽衣の松を見物。
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 そして松林の中を貫く遊歩道をしばし散策しました。
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 海岸に出ると、見事な稜線を描く富士が海越しに遠望できました。山田君、座布団一枚! なんだかんだ言ってもやはり美しいプロポーションですね。海沿いの舗装道路を歩いていくと、清水灯台に出会えます。1912(明治45)年に建造された、日本初の鉄筋コンクリート製灯台だそうです。八角柱形の瀟洒な灯台ですが、残念ながら内部は非公開です。灯台と富士をいっしょにおさめられるピクチャレスクな構図を求めて、附近を探索したのですが結局見つかりませんでした。窮余の一枚がこれです。
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 しばらく歩いて半島の東側に行くと、海越しに完全な姿の富士を見ることができました。海釣りに興じる太公望のみなさんも気持ち良さそうです。

 本日の二枚です。
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 グリコのおまけ。旅行記を書かなかったためお蔵入りになっていた冨士の写真を三枚載せておきます。上は箱根成川美術館から、中は沖縄行き飛行機の機窓から、下は山中湖畔から写した富士山です。
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by sabasaba13 | 2008-07-19 07:25 | 中部 | Comments(2)
Commented by myuyama at 2008-07-19 23:53
何を隠そう、三保第一小学校は我が母校であります。(笑)
毎日、海と富士山を眺めながら育ったことは、そこに住んでいた時には何とも思いませんでしたが、
今となっては、なんと贅沢だったのだろうと思います。
ただ、浸食で海岸の面積が激減しているので心配です。

ご多分に漏れず、私の兄もサッカーをやっておりました。
当時、清水では有名なサッカーを教える小学校の女の先生がいらっしゃいました。
さかんなのは、その方の力が大きかったのではないかと思われます。

「やくざゼロ」、ウケて頂いて何よりです。(笑)
Commented by sabasaba13 at 2008-07-21 20:06
 こんばんは。盲亀の浮木、優曇華の華、ここで会ったが百年目、ですね。あの小学校がmyuyamaさんの母校とは! 桜えびと冨士、私の「ここに住みたい」ランキングでは、清水のポイントはかなり高いものです。

 サッカー指導に情熱を捧げた女性教師。これは初耳でした。スポーツにおいて、幼少時に受けるコーチングは大きな影響を与えるものでしょうね。その方に興味が湧いてきました。

 「やくざゼロ」を聞いてバスの座席からずり落ちそうになりました。このフレーズは清水近辺では有名なのでしょうか。本当にゼロになってほしいものですが、やくざ屋さんを必要とする連中がいる限り、望み薄だと思います。
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