2016年 09月 04日 ( 1 )

京都錦秋編(8):南禅寺(14.11)

 そして琵琶湖疏水が流れる水路閣の下をくぐり、南禅寺へ。15世紀に起きた応仁の乱で伽藍をことごとく焼失しましたが、これを復興したのがさきほど登場しました以心崇伝。そして彼の依頼を受けて小堀遠州が作庭したのが方丈庭園。金地院「鶴亀の庭」の二年前につくられた江戸時代初期の枯山水庭園です。五本の定規線を配した築地塀をめぐらした細長いお庭で、手前に広い白砂、左奥に六つの巨石が二列に配されています。じょじょに小さくなっていく配置に、心地よいリズムを感じます。遠州のシンボル、富士山石もありました。中国の説話「虎の児渡し」を表したと言われますが、それにこだわらず、心が伸び伸びするような石組を楽しめばいいのではと思います。
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 「心」字形に庭石を配した枯山水の石庭、小方丈庭園を拝見して六道庭へ。一面の杉苔の中に景石が配石されたお庭です。そしてこのあたりにあったのが南禅寺垣、割り竹と柴を組み合わせた洒落た意匠です。これまでも竜安寺垣銀閣寺垣光悦垣といった素晴らしい垣を拝見してきましたが、また見事な逸品に出会えました。そこに枝垂れかかった紅葉は、今を盛りと綺麗に色づいていました。ここを先途と写真を撮りまくっていると、好事魔多し、月に叢雲花に風、一陣の風が吹いて楓を散らしていきました。ああ、もったいない、でもきれい、もったいない、でもきれいと息を呑む二人。ええもん見せてもらいました。
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 本日の五枚です。
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by sabasaba13 | 2016-09-04 07:37 | 京都 | Comments(0)