2017年 03月 16日 ( 1 )

言葉の花綵155

 朝鮮・台湾・樺太・満州という如き、わずかばかりの土地を棄つることにより、広大なる支那の全土を我が友とし、進んで東洋の全体、否、世界の弱小国全体を、我が道徳的支持者とすることは、いかばかりの利益であるか計りしれない。(石橋湛山 『大日本主義の幻想』)

 だから、自分の目で見ようと思ってぼくはイラクに行った。バグダッドで、モルスで、また名を聞きそびれた小さな村で、人々の暮らしを見た。ものを食べ、互いに親しげに語り、赤ん坊をあやす人の姿を見た。わいわい騒ぎながら走り回る子供たちを見た。そして、この子らをアメリカの爆弾が殺す理由は何もないと考えた。(池澤夏樹)

 私たちは、明日も生きていられるかどうか
 わからないことが
 怖いのです。
 殺されたり、傷つけられたり、
 将来を奪われたりすることが、
 悔しいのです。
 お父さんとお母さんが
 明日もいてくれることだけが望みだなんて、
 悲しいのです。(シャーロット・アルデブロン 『私たちはいま、イラクにいます』)

 西洋は今日、叡智を熱望しています。それは原子爆弾の増産への絶望のしるしであります。なぜなら原子爆弾の増産は、聖書の予言が的中して、-願わぬことですが-いっさいが大洪水にさらわれてしまうかのように、西洋だけではなく全世界を完全に滅ぼしてしまうからです。世界に向かって、その不正と罪を告発するのが、みなさんの責務です- (マハトマ・ガンディー)

 悲観主義者が、星々の神秘を探求したり未知の土地に航海したり、人の魂にふれる新しい扉を開いたことはこれまで一度もない。(ヘレン・ケラー)

 すなわち生を維持し促進するのは善であり、生を破壊し生を阻害するのは悪である。(シュヴァイツァー)

 沖縄戦の実相にふれるたびに/戦争というものは/これほど残忍で/これほど汚辱にまみれたものはない/と思うのです/この/なまなましい体験の前では/いかなる人でも/戦争を肯定し美化することは/できないはずです/戦争を起こすのは/たしかに/人間です/しかし/それ以上に/戦争を許さない努力のできるのも/私たち/人間/ではないでしょうか (沖縄「不戦の誓い」)

 人を殺して実現する正義はない。「平和のための戦争」とは自己矛盾である。単純な論理です。(竹中千春)

 政策遂行の手段としての戦争を否定し、軍隊を保持しない日本は、もし、一国の安全ということがあるとすれば、全世界で最も安全な国です。日本を危険にさらすものは、無軍備よりはむしろ在日アメリカ軍基地です。それは日本を攻撃目標に変えてしまうからです。(セント・ジェルジ 『狂った猿』)

 すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。
 実はこの世においては、怨みに報いるに怨みを以ってせば、ついに怨みのやむことがない。堪え忍ぶことによって、恨みはやむ。これは永遠の真理である。(ブッダ 『スッタニパータ』)

 何人も他人を支配する権利を自然から受けなかった。(ディドロ)
by sabasaba13 | 2017-03-16 06:27 | 言葉の花綵 | Comments(0)