2017年 04月 10日 ( 1 )

焼津編(4):小川港魚河岸食堂(17.3)

 それでは出発。商店街を走っていると、「紺豊の大漁旗」という看板がありましたがさすがは漁師町。焼津港からオーシャンロードをしばらく南下すると、十五分ほどで小川港に着きました。まことに残念ながら靄でかすんでしまいましたが、漁港から見る富士もなかなかいいものです。これは再訪を期したいですね。
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 そしてすこし戻って、小川港魚河岸食堂に到着。パンフレットに載っていた一文を転記します。
 小川港魚河岸食堂は、日頃魚市場で働いている仲買人さんに利用されている食堂です。もちろん、そうでない一般の方々も大歓迎です。地元魚仲買人組合が直営する食堂だから魚が自慢。まぐろ・かつおのお刺身定食や焼き魚、どんぶり、天ぷら、かき揚げ等、地元に水揚げされる新鮮な素材を使ったメニューをお値打ち価格で沢山ご用意しています。ぜひご賞味ください。
 逸る心を抑えて中に入ると…なんて豊富なメニューなんだ。オーソレミオ! 思わず生唾を飲んだ品を列挙すると、生桜えびしらす定食、まぐろハラモステーキ、まぐろホホ肉焼定食、桜えびかき揚丼、かつおカツ丼、お子様ランチ…えっ…ごしごし…目を疑いましたがさば照焼丼とさば天丼があるではありませんか。フロイデシェーネルゲッテルフンケン! 自他共に認める稀代の好きの小生としては食べないわけにはいきません。
 なお帰宅後にインターネットで調べて分かったのですが、焼津漁港は、焼津港と小川(こがわ)港の二つからなっているのですね。焼津港は全国トップの遠洋漁業(冷凍カツオ・冷凍マグロ)水揚げ地で、小川港は沿岸・沖合漁業(さば・いわし・あじ等の多獲性魚)の水揚げ地です。もう一つの大井川魚港は、駿河湾名物の桜エビやシラスの水揚げ地です。よって小川魚河岸食堂でサバを食べるというのは最良の選択だったのですね。
 ま、それはさておき、さば照焼丼とさば天丼のどちらにしましょうか。ここで瞼の裏にアリアドネの糸の如く山ノ神の面影が浮かび、カロリーを考えて照焼丼を選択しました。でもマグロの刺身も食べたいしなあ、ああどうしよう迷った、ビュリダンの驢馬のような気持ちでした。はた。そうか、両方食べればいいんだ、ゴルディアスの結び目でした。というわけで、さば照焼丼と単品で南まぐろの刺身を食べることにしました。自動販売機で食券二枚を購入して食堂の中に入るとほぼ満席で、観光客や地元の方たちで一杯でした。配膳口に行って食券を渡すと、番号札をくれます。ちらと調理場をのぞくと、(たぶん)地元のおかみさんたちが元気よく働いておられます。地元魚仲買人組合が直営する食堂だし、ここで使ったお金が中央の資本に吸い上げられるのではなく地元に落ちるということですね。味も良くなろうというものです。そして場内放送で番号が呼ばれると配膳口まで取りに行く、つまりセルフサービスです。
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 おお待ちかねたぞ、ちこう寄れ。南マグロの刺身とサバ照焼丼の乱れ食い、舌鼓がエルヴィン・ジョーンズのようなポリリズムを叩き出します。こいつは美味い! ラリホーラリホーラリルレロ! 掛け値なくお薦めのお店です。食器を洗い場へ返して外へ出ると、自動販売機の前には長い長い行列ができていました。さもありなん。なおさきほどインターネットで調べたところ、10月には「さば祭り」が開かれるとのこと、また来ちゃおうかな。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2017-04-10 06:27 | 中部 | Comments(0)