2017年 12月 09日 ( 1 )

近江編(55):近江八幡(15.3)

 切れ味鋭い意匠の市立資料館は、かつての八幡警察署でした。1953年にヴォーリズによって改修設計されたとのことです。
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 そしてのんびりとペダルをこぎながら、古い町並みと八幡堀の景観を堪能。
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 アンドリュース記念館(旧YMCA会館)は、和洋折衷にスパニッシュ風味がかかった不思議な建物です。1907(明治40)年に、ヴォーリズが日本で最初に設計をした建物で、彼に導かれてキリスト教信者となり若くして亡くなった親友ハーバート・アンドリューの遺族より贈られた資金を元に、ヴォーリズの貯蓄金全てを捧げて建てたそうです。
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 近江八幡教会はシャープでモダンな印象ですが、ヴォーリズの設計ではありません。ただその由来が興味深いので、後学のため解説板を転記します。
 1879年6月同志社新島襄らにより、滋賀県彦根にキリスト教が伝えられ、その後1888年「八幡講義所」が設立され、1901年5月9日「八幡組合基督教会」が創立されました。
 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、1905年滋賀県立商業学校(現:八幡商業高等学校)の英語教師として来幡し、1907年2月には「八幡基督教教育青年会館」(現:アンドリュース記念館)を建設しました。同年9月に現アンドリュース記念館に隣接した現在の場所に最初の教会堂を建設しました。以後、キリスト教は県下各地に宣べ伝えられました。
 1981年12月に教会堂が失火により全焼、1983年5月8日に一粒社ヴォーリズ建築事務所の設計により現在の教会堂は再建されました。
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 旧近江兄弟社「地塩寮」もヴォーリズの設計です。解説板を転記します。
 1940年6月(昭和15年)近江兄弟社の独身青年社員宿舎としてヴォーリズ氏により建てられました。寮の名は「あなたがたは地の塩である」という聖書の言葉に由来します。1階は社員の語らいの場であったロビーと5つの個室、2階も同様の個室を有します。
 住む人の健康な生活を願い、各室は南側の庭に面し太陽の光を十分に取り入れるなどの工夫がなされています。
 1984年(昭和59年)、近江兄弟社と関係の深い近江八幡教会が取得し、翌年改築されました。
 現在、1階は教会の集会や会議に使われ、2階は牧師家族の住居として用いられています。外観は現在も建築当時のままの姿を残しております。
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by sabasaba13 | 2017-12-09 06:57 | 近畿 | Comments(0)