カテゴリ:言葉の花綵( 157 )

言葉の花綵157

 好き友よ、アテナイ人でありながら、最も偉大にしてかつその智慧と偉力との故にその名最も高き市民でありながら、出来得る限り多量の蓄財や、また名聞や栄誉のことのみを念じて、かえって、智見や真理やまた自分の霊魂を出来得るかぎり善くすることなどについては、少しも気にかけず、心を用いもせぬことを、君は恥辱とは思わないのか。(ソクラテス)

 戦争が終わって25年がたちました。砲戦や戦闘機の音は静まりましたが、人びとの心の中はまだ静まっていません。あなた方(アメリカ)の国の若者たちはベトナムに来て戦いました。戦いの目的もわからないままに。私たちが学んだのは自分たちの国を守ることの大切さであり、あなた方の国が学ぶべきなのは、自分たちのものでないものに手出しをしないことです。(グエン・チャウ・タウ)

 平和…いいにおいのする言葉だな (手塚治虫)

 そもそも憲法というのは、夢でいいんです。みんなで夢に近づける、それでいいんです。夢を改正することはありません。(永六輔)

 第九条は、次のように締めくくられます。国の交戦権は、これを認めない。「交戦権」とは何でしょう? 交戦権とは、人を殺す権利のことです。交戦権とは、兵士が殺人罪で逮捕されることなく人の命を奪える権利のことです。(C・ダグラス・ラミス)

 それは単なる前奏にしかすぎなかった。本が焼かれるところでは、最後に人間が焼かれるのだ。(ハインリヒ・ハイネ)

 過去を振り返ることは将来に対する責任をになうことです。(ヨハネ・パウロ二世)

 戦争をしないという憲法を守れなかったら、もう全世界共倒れです。…それを大声で言えなくなってしまっている今の日本は異常だと思います。こういうことを言うと仕事がなくなる、自粛しなくてはいけない。すでに戦争のニオイがするでしょう? (渡辺えり)

 沖縄に駐留するアメリカ軍関係者の不祥事が後を絶たない。…今回の事件の報道に「県民の怒り」や「県民の不信感」等とあるが、「国民の怒り~」とならなくては。沖縄問題は、沖縄以外に住んでいる私たちが向き合わなければならない問題だ。沖縄はずっと戦う歴史でもう我慢の限界、ヘトヘトだ。(東ちづる)

 せめて、せめてです。せめて吾々が平和憲法を守りぬかなければ、愚かな戦争で死んだ人たちの魂は安らかに眠れません。それが誓いであり、手向けです。(木下恵介)

 戦争は終わったが、地獄は続いていた。(瀬長亀次郎)
by sabasaba13 | 2017-04-25 06:26 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵156

 非暴力は強力な、ユニークな武器である。これは歴史におけるユニークな武器だ。それは人を傷つけることなしに切り、これを用いる人を高貴にする。これは癒す剣だ。(マーティン・ルーサー・キング)

 私は大したことはできないけど、せめて苦しんでいる子どもたちや、婦人たちに、何かしてあげたい。…罪もないつぶらな瞳の子どもたちの涙と苦悩…。そんな現実を世界の人々が何も知らずにいる。知らされずにいる。報道さえされない。そのことに耐えられないのである。(高遠菜穂子)

 一人を殺せば残虐な殺人者であり、100万人殺せば英雄だ。(チャップリン 『殺人狂時代』)

 抗議して生き残れ。(エドワード・P・トンプソン 『核攻撃に生き残れるか』)

 一瞬のうちにいのちをうばわれた十万人の悲痛を通して、底知れぬ戦争への憎しみと、おかしたあやまちを頬冠りしようとするものへの憤りにみちた告発は、そのまま、日本戦後の初心そのものである。(美濃部亮吉)

 沢国のごとく江山は戦図に入る (洪水のように国は戦乱にまきこまれた)
 生民何の計ありてか樵蘇を楽しまん (タキギをさがさねばならぬ人民はどうやって暮らしをたのしむのか)
 君に憑む話す封侯の事 (大名になる話など、聞きたくもない)
 一将功成って万骨枯る (大将がひとり出世すれば一万の兵隊は骨になるのだ) (曹松)

 戦争と平和。これは、人類に宿命的に課せられた問題ともいえるであろう。だが、いまや、人類は何としても、これを平和の方向で解決しなければならないところまで追いつめられてきた。科学技術の進歩は、一面では文化を高めて人類に幸福をもたらしたといえるけれども、他面ではのろうべき兵器を生んで人類を破滅にみちびく脅威を無限に増大している。われわれは、ためらうことなく、戦争を否定する。(末川博)

 戦争。日本の戦争は、ヤケクソだ。ヤケクソに巻き込まれて死ぬのは、いや。いっそ、ひとりで死にたいわい。人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。この頃の、指導者たちの、あの、まじめさ。ぷ! (太宰治 『斜陽』)

 「大きな人間」が戦争を起こそうとしても、「小さな人間」がいないと戦争はできない。これはもう古今東西の歴史に残っている事実です。いくら「大きな人間」がやっきになって戦争をしろと叫んでも、「小さな人間」が動かないと結局戦争はできない。…つまり「小さな人間」が自分たちの力を信じて戦争に反対する限り、戦争はできない。あるいは戦争をやめさせることができる。(小田実)

 そこに居合わせた両国の兵士たちが、皆おごそかに誓ったのだ。このようなことが二度と地上に起こらぬよう、各自が力をつくし、できるかぎりのことをしようと。地上におけるすべての国の人たちが、平和に生きていくべきであり、それを単なる理想に終わらせることなく実現しようではないか、と。これが、われわれの「エルベの誓い」である。(ジョセフ・ポロウスキー)
by sabasaba13 | 2017-03-27 06:28 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵155

 朝鮮・台湾・樺太・満州という如き、わずかばかりの土地を棄つることにより、広大なる支那の全土を我が友とし、進んで東洋の全体、否、世界の弱小国全体を、我が道徳的支持者とすることは、いかばかりの利益であるか計りしれない。(石橋湛山 『大日本主義の幻想』)

 だから、自分の目で見ようと思ってぼくはイラクに行った。バグダッドで、モルスで、また名を聞きそびれた小さな村で、人々の暮らしを見た。ものを食べ、互いに親しげに語り、赤ん坊をあやす人の姿を見た。わいわい騒ぎながら走り回る子供たちを見た。そして、この子らをアメリカの爆弾が殺す理由は何もないと考えた。(池澤夏樹)

 私たちは、明日も生きていられるかどうか
 わからないことが
 怖いのです。
 殺されたり、傷つけられたり、
 将来を奪われたりすることが、
 悔しいのです。
 お父さんとお母さんが
 明日もいてくれることだけが望みだなんて、
 悲しいのです。(シャーロット・アルデブロン 『私たちはいま、イラクにいます』)

 西洋は今日、叡智を熱望しています。それは原子爆弾の増産への絶望のしるしであります。なぜなら原子爆弾の増産は、聖書の予言が的中して、-願わぬことですが-いっさいが大洪水にさらわれてしまうかのように、西洋だけではなく全世界を完全に滅ぼしてしまうからです。世界に向かって、その不正と罪を告発するのが、みなさんの責務です- (マハトマ・ガンディー)

 悲観主義者が、星々の神秘を探求したり未知の土地に航海したり、人の魂にふれる新しい扉を開いたことはこれまで一度もない。(ヘレン・ケラー)

 すなわち生を維持し促進するのは善であり、生を破壊し生を阻害するのは悪である。(シュヴァイツァー)

 沖縄戦の実相にふれるたびに/戦争というものは/これほど残忍で/これほど汚辱にまみれたものはない/と思うのです/この/なまなましい体験の前では/いかなる人でも/戦争を肯定し美化することは/できないはずです/戦争を起こすのは/たしかに/人間です/しかし/それ以上に/戦争を許さない努力のできるのも/私たち/人間/ではないでしょうか (沖縄「不戦の誓い」)

 人を殺して実現する正義はない。「平和のための戦争」とは自己矛盾である。単純な論理です。(竹中千春)

 政策遂行の手段としての戦争を否定し、軍隊を保持しない日本は、もし、一国の安全ということがあるとすれば、全世界で最も安全な国です。日本を危険にさらすものは、無軍備よりはむしろ在日アメリカ軍基地です。それは日本を攻撃目標に変えてしまうからです。(セント・ジェルジ 『狂った猿』)

 すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。
 実はこの世においては、怨みに報いるに怨みを以ってせば、ついに怨みのやむことがない。堪え忍ぶことによって、恨みはやむ。これは永遠の真理である。(ブッダ 『スッタニパータ』)

 何人も他人を支配する権利を自然から受けなかった。(ディドロ)
by sabasaba13 | 2017-03-16 06:27 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵154

 かちまけはさもあらばあれ
 たましひの自由をもとめ
 われはたたかふ (家永三郎)

 帝国軍艦だなんて、大きな事を云つたつて大くう金持の手先でねえか、国民の味方? をかしいや、糞喰へだ! (小林多喜二 『蟹工船』)

 戦いは戦いを生み、復讐は復讐を生み、好意は好意を生み、善行は善行を招く。(エラスムス 『平和の訴え』)

 軍隊というところはそんなものだ、さも有用げな仕事として通用する。戦争の過程でどれだけ大きな無用が有効そうに通用したか分からない。だが、これは軍隊だけでなく、官僚的な大きな組織には必ず存在していることである。(松本清張 『半生の記』)

 山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋しくない。背後には大衆が支持しているから。(山本宣治の墓銘碑)

 原子炉には未知の要素がきわめて多く、すべての専門家が同時に素人であるという面のあることを忘れてはならない。(坂田昌一)

 ことさらに安全、安全ということによって安全が身につくのではなくて、技術というものの一部に、人間の生命を大事にするような思想が自然とくみいれられていないといけない。(高木仁三郎)

 言論は無力であるかもしれぬ。しかし一切人類が、「物いわぬ人」になった時は、その時は人類そのものが自殺する時であろう。(堀田善衛)

 昔から新しいほんとうに世の中のためになる仕事を始めた人々は、だれでも初めは社会からつまはじきにされたものです。私は深い確信を持って正しい勉強をし、やがて皆様への御恩がえしになるようなものになる準備をしていることを、あなたに信じていただきたいのです。(伊藤千代子)

 わたしは軍隊にいい子を出したんです。それなのに軍隊はあの子を人殺しにしてしまった。(セイムア・M・ハーシュ)

 戦争は殺戮と破壊です。私たちヴェトナム人はそれを強いられた。…ですが、殺戮と破壊は、外敵に屈しなかった私たちにも、時に自殺を促すほどの深刻な傷を残しました。本気で戦った者たちには、戦いが果てたあとも安らぎはなかった。しばしば絶望と狂気と別離が彼らを見舞った。…だから「戦争の悲しみ」なのです。(バオ・ニン 『戦争の悲しみ』)
by sabasaba13 | 2017-02-28 06:32 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵153

 亡国に至るを知らざれば之れ即ち亡国 (田中正造)

 ほんとうのことを知らないというのは、戦争に賛成しているのと同じことだったのよ。わたしは、吉二を戦争で死なせた罪があるの。「無知の罪」という罪が、ね。(米田ひさ)

 これが日本であったら、人の心も知らないやつだといって、たたき殺されるような深い憤怒と悲哀のなかで、彼は私に「ここを写せ!」と叫ぶのです。「このおれを撮れ!」と迫るのです。そして、これこそ戦争をやめさせる最大の力であり、そのような民衆のいるかぎり、かならず平和はかちとられるという確信を、私はもつことができました。(岡村昭彦)

 ベトナム戦用の枯葉剤を米軍に納めていたアメリカの化学企業ダウ・ケミカル社は、国内向けの缶入り除草剤には次のような注意書きをつけていた。「この薬品はかならず子どもやペットの手の届かないところに置いて下さい。また、他の目的で家事に用いたり、灌漑用水を汚染したり、飲んだりしてはいけません」―と。これを(対人)散布しながら、米軍は除草と言いはったのである。生きている人間の価値はペットよりも低くみなされたのだ。(中村梧郎)

 戦争は人を不道理になすのみならず、彼を不人情になします。戦争によって、人は敵を憎むのみならず、同胞をも省みざるに至ります。人情を無視し、社会をその根底において破壊するものにして戦争のごときはありません。戦争は実に人を禽獣化するものであります。(内村鑑三)

 武具は市民服に従うべし。月桂冠は文民の誉れに譲るべし。(キケロ 『義務について』)

 常備軍は時とともに全廃されるべきである。…さらに常備軍について考えねばならぬことは、殺すために、あるいは殺されるために雇われるというのは、人間がほかのものの手で(たとえそれが国家であるとしても)単なる機械や道具として使用されることを含んでいるように思われるということである。しかし、そのような使用は我々の人格がもつ人間性の権利と一致するはずがないのである。(イマヌエル・カント 『永遠の平和のために』)

 「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませぬから」と。
 あやまち? ほんとうにそれは過失だったのか。また、いったい何があやまちなのか。アメリカが原爆を投下したことか。日本が中国を侵略したことか。米英蘭に宣戦を布告したことか。それとも客観的に、十五年戦争の発端となった満州事変の謀略であるか。…それらすべてが国家的確信犯罪でなくて過失だったというのか。(高橋和巳 『孤立無援の思想』)
by sabasaba13 | 2017-02-13 08:09 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵152

 金持ちどもが戦争をするとき、死んでいくのは貧乏人なのだ。(『悪魔と神』 ジャン・ポール・サルトル)

 戦争とは、たえまなく血が流れ出ることだ。そのながれた血が、むなしく 地についこまれてしまふことだ。…瓦を作るように型にはめて、人間を戦力としておくりだすことだ。…十九の子供も 五十の父親も 一つの命令に服従して、左をむき 右をむき 一つの標的にひき金をひく。敵の父親や 敵の子供については 考へる必要は毛頭ない。それは、敵なのだから。(『戦争』 金子光晴)

 たった一つのローソクなどと考えてはなりません。すべての人が自分のローソクに火を灯せば、真っ暗な夜を明るい昼に変えることができるのです。(オグ・マンディーノ)

 戦争は決して地震や津波のような天変地異ではない。(石川啄木)

 人間の特性である「考える」という作業を、軍隊生活では必要としない。(枡田幸三)

 いまの戦争が、単に少数階級を利するだけで、一般国民の平和をかきみだし、幸福を損傷し、進歩を阻害する。きわめて悲惨な事実である…。しかも事がここにいたったのは、野心ある政治家がこれを唱え、功を急ぐ軍人がこれを喜び、ずるがしこい投機師がこれに賛成し、そのうえ多くの新聞記者がこれに付和雷同し、競争で無邪気な一般国民を扇動教唆したためではないのか。(幸徳秋水 『平民新聞』 1904.3.27)

 放っておけば富む者はさらに富み、貧困者はますます貧困になるのは自然なことで、それを是正するために国が機能するという精神が、この国にはないということだ。(高村薫)

 異国の者にも同国の者にも、分けへだてなく、正しい裁きを下し、正義の道を踏み外さぬ者たちの国は栄え、その国の民も花開くごとくさきわうものじゃ。国土には若者を育てる「平和」の気が満ち、遥かにみはるかすゼウスも、この国には、苦難に満ちた戦争を起こさせようとは決してなさらぬ。(ヘシオドス 『仕事と日』)

 一度戦争が起これば問題はもはや正邪曲直善悪の争いではなく、徹頭徹尾、力の争い、強弱の争いであって、八紘一宇とか東洋永遠の平和とか、聖戦だとかいってみても、それはことごとく空虚な偽善である。(斎藤隆夫)

 平和より戦争をえらぶほど無分別な人間がどこにおりましょうや。平和の時には子が父の葬いをする。しかし戦いとなれば、父が子を葬らねばならぬのじゃ。(ヘロドトス 『歴史』)
by sabasaba13 | 2017-01-20 06:25 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵151

 ♪つんつくつくつくつん つんつくつくつくつ ひゃらー♪

 迎春

 ふつつかで粗忽なブログですが、今年もよろしくお願いします。


 喜びを与える喜び、それもまた友情の意味ではないですか。(エリック・ホッファー)

 われわれはほぼすべてを失った。国家、経済、われわれの物理的存在のための確かな条件を。そしてさらに悪いことには、われわれみなを結びつける有効な規範、道徳的品位、国民としての統一的な自己意識を。だがわれわれが生きているということは、何か意味をもつはずだ。われわれは無から立ち上がるのだ。(カール・ヤスパース)

 私は原子爆弾の爆発このかた、これまでよりいっそう不気味で恐ろしい気持がします。なんという危険なおもちゃを、世界を支配するこの愚者どもが手にしていることか。(ハンナ・アーレント)

 戦争だ。ウソが始まる。(ヘティ・バウアーの父)

 死んだ人たちの分まで、私たちは生きなければ、いけないのです。過去は変えることができません。でも、末来を変えることはできます。(某高校生)

 人間にとってもっとも得意とするのは忘却で、不得意なのは想像力だ。(unknown)

 理想的兵士はいやしくも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に責任を負わぬことである。すなわち、理想的兵卒はまず無責任を好まなければならぬ。(『侏儒の言葉』 芥川龍之介)

 思うてもみて下さい。あるヤクザ集団が50丁のピストルを用意したとか、百ふりの日本刀を掻き集めたとか聞きつけると、治安当局は"凶器準備集合罪"として、時をおかずパクリに行きます。なのに同じことが"国家"の名でやられると、軍備として容認されるどころか、ホメラレたり、ウラヤマシがられたり、また、ジマンだったり。このペテン、私にはがまんなりません。(住井すゑ)

 戦争は人と人との関係ではなくて、国家と国家の関係なのであり、そこにおいて個人は、人間としてではなく、市民としてでさえなく、ただ兵士として偶然にも敵となるのだ。祖国を構成するものとしてでなく祖国を守るものとして。要するに、それぞれの国家が敵とすることができるのは、ほかの諸国家だけであって、人々を敵とすることはできない。(『社会契約論』 ジャン・ジャック・ルソー)
by sabasaba13 | 2017-01-01 07:14 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵150

 人間を信頼することで、初めて公共的領域への冒険が可能になる。(カール・ヤスパース)

 あいつらは他の人間より劣っていると思われている。それを忘れるためには、見下げる相手が必要なんだ。(『MASTERキートン』)

 負けの数が多いほど勝った時の喜びは大きいんだ。(『MASTERキートン』)

 富とは、一人の者の手に帰した多数の者の貯蓄である。(ユージーン・デブズ)

 私が望むのは、考えることで人間が強くなることです。危機的状況にあっても、考え抜くことで破滅に至らぬよう。(『ハンナ・アーレント』)

 敗れた大義はカトーを喜ばせる。(ハンナ・アーレント)

 彼女は理解するために書く。(矢野久美子)

 都市は変わってもいいが/あんたが変わるのは許さない/石には話しかけるが/あんたのことは殺そうと思う/あんたは生きてはならない/どんな嘘を信じるはめになるにせよ/あんたが過去に存在したことはあってはならない (ベルトルト・ブレヒト)

 堅固なものを打ち負かそうとする者は、親切である機会を見逃してはならない。(ヴァルター・ベンヤミン)

 どんな悲しみでも、それを物語に変えるか、それについて物語れば、耐えられる。(アイザック・ディネセン)

 暗い時代に そこでも歌は歌われるだろうか 歌われる 暗い時代について (ベルトルト・ブレヒト)

 もしわれわれが、自分の価値観に従い自分の経験に即して立ち上がらず、自分の確信や感情を犠牲にして、全体主義的制度への協力を一歩踏み出してしまうならば、協力するたびにさらにきつくなる網の目に捉えられてしまい、ついにはそこから自由になることができなくなってしまうのである。(ブルーノ・ペテルハイム)

 独りでいるときこそもっとも独りでない。(カトー)
by sabasaba13 | 2016-12-28 06:14 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵149

 邦に道有るとき、貧しく且つ賤しきは、恥なり。邦に道無きとき、富み且つ貴きは、恥なり。(『論語』)

 はじめに彼等は無視し、次に笑い、そして挑みかかるだろう。そうしてわれわれは勝つのだ。(ガンディー)

 どの社会にとっても、赤ん坊にミルクを与えることほど素晴らしい投資はない。(チャーチル)

 共産党がなくなったらいけないのか? 庶民をだますこと以外、この党にこの国を治めるどんなひけつがあるんだ。(浦志強)

 神は急いでおられない。焦らなくいい。(アントニ・ガウディ)

 民の安寧(salus populi)は至高の法たるべし。(キケロ)

 自由民主主義とは、敵とともに生きる、反対者とともに統治することである。(オルテガ・イ・ガセット)

 弾をこめたピストルは、刑務所の服役者と精神病院の患者以外、だれもが持つべきだ。
 その通りだ。
 公衆衛生に何百万ドルもつぎこむとインフレを誘発する。
 その通りだ。
 武器に何百万ドルもつぎこめばインフレの抑止になる。
 その通りだ。
 右寄りの独裁制は、左寄りの独裁制よりもはるかに、アメリカの理想に近い。
 その通りだ。
 即座に発射することのできる水素爆弾の数が多ければ多いほど、人類は安全になるし、われわれの孫が受け継ぐ世界は幸福になる。
 その通りだ。
 産業廃棄物、とくに核廃棄物は、人体にほとんど害はないので、そういう問題に関してはみんな口をつぐむべきだ。
 その通りだ。
 企業は何をしてもいい。賄賂をもらったり渡したり、環境をほんの少し破壊したり、価格操作をしてもいいし、ばかな客をだましてもいいし、競争入札をやめてもいいし、倒産するときには財務省を襲ってもいい。
 その通りだ。
 貧乏人はどこかで間違いを犯している。そうでなければ、貧乏になるはずがない。したがって、貧乏人の子どもはそのつけを払わなくてはならない。
 その通りだ。
 アメリカ合衆国は国民の面倒をみる必要はない。
 その通りだ。
 自由競争がそれをやってくれる。
 その通りだ。
 自由競争に任せておけば、すべては必然的に正しい方向に進む。
 その通りだ。
 とまあ、すべて冗談だ。(カート・ヴォネガット 『国のない男』)
by sabasaba13 | 2016-10-19 06:26 | 言葉の花綵 | Comments(0)

言葉の花綵148

 事実の報道が国民の利益を損ねた例を、私は知らない。(『沈黙の艦隊』 ボブ・マッケイ)

 新聞に読まれてはいけない。新聞の裏をみなさい。(『生きて帰ってきた男』 塩清)

 国は経済によって滅びず、敗戦によりてすら滅びない。同義と信を失うことによって滅びるのである。(『生きて帰ってきた男』 ある弁護士)

 いちばん大切なものは希望だ。それがあれば人間は生きていける。(小熊英二)

 人間の存在根拠は、他者や過去との相互作用によってしか得られない。(小熊英二)

 灯台のように孤独だ。(レイモンド・チャンドラー)

 人の心は、その土地にとっていちばん大切なものだ。(村上春樹)

 旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない。(村上春樹)

 勝ちに不思議の勝ちあり
 負けに不思議の負けなし (松浦静山)

 広漠とした宇宙の中では、地球は漆黒の闇に包まれたひとかけらの泡だ。宇宙では名もない存在で、他に助けてくれる人はいない、自分たち以外は。(カール・セーガン)

 野茂がもし世界のNOMOになろうとも君や私の手柄ではない (枡野浩一)

 寝屋を出るよりその日を死番と心得るべし。かように覚悟極まるゆえに物に動ずることなし。これ本意となすべし。(藤堂高虎)

 悪口のまじらない酒盛りなんて、五寸釘を打込まない藁人形みたいなものだ。(川崎洋)

 古人の模倣を通過しない秀れた新しさなるものはありえない。(アナトール・フランス)
by sabasaba13 | 2016-09-28 06:17 | 言葉の花綵 | Comments(0)