北海道編(3):モエレ沼公園(04.9)

 バスもタクシーもないので駅までの約4kmを早歩き。再び特急で札幌に戻り、地下鉄環状通東駅に行き、バスで約20分。イサム・ノグチの設計によるモエレ沼公園に到着しました。イサム・ノグチ(1904―88)。アメリカの現代彫刻家。英文学者で詩人の野口米次郎と、作家レオニー・ギルモアとの間に生まれ、少年期は日本で育つ。渡米した後、彫刻家 を志し、アジア・ヨーロッパを旅して見聞を広めた。パリでは彫刻家ブランクーシの助手をつとめる。ニューヨークに居を定め、肖像彫刻、舞台美術をへて環境彫刻やランドスケープ・デザインにまで幅広い活動を開始する。戦後は日本でも陶器作品や、和紙を使った「あかり」のデザインなどを行う。その後、アメリカ国内外の各地で、彫刻、モニュメント、環境設計を続け、「地球を彫刻した男」と呼ばれる。1988年12月30日ニューヨークで没。その彼の文字通り最後の作品がここです。ゴミ捨て場であったモエレ沼を公園として再生するに際し、イサムに設計を依頼した札幌市の英断には海よりも深く感謝します。「公園に彫刻作品が置かれるのか」という質問に対して、「公園全体が彫刻なのです」と答えたと聞きましたが、これがすべてを物語っています。マスター・プランができた直後に心不全で急死、文字通り彼の遺作です。さて、いつものことですが、今回は特にこの公園のすばらしさを言葉で表現する自信は全くありません。でもやってみましょう、蟷螂の斧ですが。
 まず目に入るのが富士山のような形をした、高さ60mの人工的につくられたモエレ山。まだ未完成で立入りは禁止。そしてガラスのピラミッドのような管理棟。中央噴水も工事中です。少し歩くと広大な芝生の広場。売店も立て札も道も木々もない、フラットな空間が広がります。キャッチボールをする人、寝転ぶ人、凧をあげる人、みんな思い思いに時を過ごしていました。その眼前にそびえるのがプレイ・マウンテン(遊び山)。三角錐の形をしており、石をつみあげベンチにも階段にもなる斜面と、芝生におおわれた斜面からなっており、子供たちがゴロンゴロンと転がり下っていました。頂上は360度のパノラマで、三日月形のモエレ沼や遠く札幌市内が見渡せます。その隣にはイサムの巨大な作品である「テトラ・マウント」が設置されています。
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 そして公園の三分の一ほどが林の中にあり、遊具の置かれた広場が点在しています。その遊具もすべてイサムがデザインしたもので、「さわりたい/のぼりたい/もぐりたい」と思わせる魅惑的な配色・フォルムをしています。高校生や大人が嬉々としてブランコにのったり、滑り台から滑り降りている姿が印象的でした。(もちろん小生も) そしてどんな遊び方をするかはこちらの想像力に委ねられているような遊具もたくさんあります。ちょっと勇気を出せば飛び越えられる、挑発的なスパンが印象的な遊具もありました。
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 そして刺激的な空間構成。手前に山型のジャングル・ジム、左にピラミッド型の管理棟、右にプレイ・マウンテン、遠くには自然の山々の稜線。どのアングルで切り取っても、こちらの感性を魅惑してくれます。公衆便所や水呑場にもイサムの細やかなデザイン感覚が反映されています。そして掲示板。少し歩いて気づいたのですが、この公園には「文字」がほとんど見当たりません。言葉ではなく、体でこの公園を楽しんでほしいというメッセージかな。そして子供や外国人を意識した思いやりでもあるのでしょう。上から三つ目の絵が気になるので、後で公園に問い合わせてみようと思います。「悲しんではいけない」というメッセージだったら素敵ですね。
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 夕暮れも近づき、プレイ・マウンテンの頂上に座り、陶然として公園全体を眺めていたら、後ろにいた若い二人の男性のしみじみとした美しさに溢れた会話が聞こえてきました。「モエレ沼って、前は何にもなかったよなあ…」 (間) 「札幌っていいところだなあ…」 そうだよねっ。郷土や祖国への愛というものは、こうやってしみじみと囁くように自然と口に出るものなんだよね。声高に叫んだり、無理矢理人に言わせたりするものではないんだよね、断じて。大きな空を紫色に染めながら陽が落ち、漆黒の闇が広がり、そして重い腰を上げて帰途につきました。
 イサム・ノグチの言葉です。「二重国籍で生まれた私は、自分自身がどこに属しているかはっきりしていませんでした。だから私は、本当に落ち着けるところ、そして、誰かの役に立てるところを探し続けてきました。」 大丈夫、あなたは地球に属しています。そしてこんなに楽しく役に立つ空間を私たちに贈ってくれました。心から感謝します。ありがとう。旅の喜びの一つは、「またここに来たいから、頑張って働こう」と思える場所に出会うことですが、今日は一日でいっぺんに二つ出会えました。自分へのご褒美に、夕食は十勝牛のステーキ。今思い出しても、胸が震えるような極上の一日でした。そうそう、ここで購入した記録映画「地球を彫刻した男」を見ていたら、「やっと少しわかってきた」というのが彼の口癖だそうです。これもいい言葉ですね。イサム・ノグチとの付き合いは長くなりそうです。次は酒田の「土門拳記念館」じゃ。

 本日の三枚です。
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 追記。掲示の意味がようやく判明しました。予想が外れて、すこし残念。

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# by sabasaba13 | 2005-02-19 07:47 | 北海道 | Comments(8)

北海道編(2):美唄(04.9)

 昨日とはうってかわり快晴。上の方で誰かが私のことを好きなんだ! 予定通り美唄とモエレ沼公園へ。特急列車の発車時刻まで40分ほどあるので、駅周辺を散策しました。まず駅前にある啄木下宿跡を見物。彼は札幌を「秋風の街」と評しています。そして北海道大学へ。広々とした敷地に樹木が生い茂る気持ちがよい大学ですね、ここは。ただ台風18号による倒木が無惨です。ポプラ並木も同様でした。古河講堂とクラーク像を見て駅に戻り、特急列車に乗って約30分で美唄に到着しました。
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 駅員の方に聞くと観光案内所はないとのこと。やむをえず観光地図をもらい、モーニングサービスを食べながら作戦をねろうとしたが、喫茶店が見当たりません。こういう時は郷土資料館へ行くのがよいとの経験則があります。ビンゴッ! そこで豊富な資料をもらい、休憩室でチェックし、今日のコースを組み立てました。見物したい所を貫くサイクリング・コースと、ロハの貸自転車があるのでこれを使いましょう。どうやら廃線となった炭鉱鉄道を利用したコースのようです。アプトの道以来廃線が気に入っているので、渡りに船。識見を感じますね、いいぞ美唄市。
 タクシーで起点となる旧東明駅に行くと、「今年から自転車貸出しは東明公園管理事務所に移転しました」というポスター。その上をウゾウゾと蠢く無数の虫… おまけに公園までの地図もいいかげんで、かろうじてたどりつたところが事務所がどこにあるのかわからない。だだっぴろい公園なのに案内図がないのです。一時間弱かかってたどりつきました。不親切だぞ美唄市。やれやれ、自転車を借りていざ出発です。樹木が邪魔して眺めが良くないのが残念ですが、美唄川と山の麓の舗装されたサイクリング・ロードを快走。途中で、謎の炭鉱物件や、廃屋となった住宅をしばしば見かけます。まずは三菱美唄記念館で美唄炭鉱についての学習。炭鉱施設や家々が建ち並び賑わう様子を映した写真を見て、無常を感じます。
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 そしてさらに川沿いにさかのぼり炭鉱メモリアル森林公園へ。ここには巨大な櫓二基と、電気関係を管理する開閉所、石炭を貯蔵する原炭ポケットが当時のまま保存されていました。蜻蛉が群れ飛ぶ中、寡黙に屹立しているその姿を見ていると、なぜか感傷的になります。
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 そしてUターンして、下り坂を気持ちよく駆け抜け、アルテ・ピアッツァ・美唄に到着。この地出身の彫刻家、安田侃(かん)の作品を展示している美術館です。驚いたのは、壁がないこと。少し小高い丘にある、天国に続くように空へと向かう階段を上ります。胸がワクワクする演出ですね。頂上に登りつめると起伏にとんだ広々とした芝生と木々がいきなり眼前に広がります。もうこれだけでも来たかいがあったというもの。そして美術館は、炭鉱の閉山により人口が激減し廃校となった小学校の校舎をそのまま利用してあります。一階は現役の幼稚園、二階が美術館、入場は無料。内部は、天井板をはがして朴訥とした梁を見せているほかは、教室・廊下は往時の姿をとどめています。そこに安田氏の手による大理石製の抽象彫刻が展示してあるのですが、まったく違和感がありません。それどころか、硬い素材+柔らかなフォルムの彫刻と、柔らかい素材+硬い直線により構成された教室と窓枠が見事にマッチしています。木の床のニスの匂いからは、ここで子供時代を過ごした人々の思い出が感じられ、それに彫刻が反応して息づいているようです。体育館も展示室として利用されるとともに、多目的ホールとして貸し出されています。ちょうどアマチュアの弦楽オーケストラが練習していたのですが、「豊かさ」と「幸福感」に満ち溢れた情景でした。いやあ、美唄に移住してこのオケの一員となって、ドボルザークの弦楽セレナーデを弾いてみたい。野外にも氏の作品が、空と借景となる山々と起伏にとむ芝生と木々を計算に入れながら配置されています。心が外へ外へとどんどん広がっていくような美術館。ほんとうに来てよかった。これまで訪問した美術館ベスト3にノミネートします。ちなみにあと二つは、牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館と、オランダのクローラー・ミュラー美術館。
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 さて自転車で美唄にある炭鉱物件を見て回るという選択肢もありましたが、すばらしい快晴なのですぐにモエレ沼公園に直行することに決定。以下次号。

 本日の三枚です。
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# by sabasaba13 | 2005-02-18 06:40 | 北海道 | Comments(10)

北海道編(1):札幌(04.9)

 昨年の9月に札幌・函館近辺をフラフラしてきました。夕張の炭鉱関連物件と、北海道の明治村である「開拓の村」と、未踏の地小樽と函館と、石川啄木の足跡の見物がお目当てです。下準備で札幌を調べていたら、大通公園にイサム・ノグチ作の彫刻があるという情報をゲット。そう言えば彼の遺作となったモエレ沼公園が札幌にあることを思い出し、さっそく旅程に組み込み! さらに藤森照信氏の「特選美術館三昧」を買って読んでいると、美唄にすんばらしい美術館があるとのこと。美唄といえば三菱炭鉱があるじゃないか。うしっ、ここも行こう。今回は札幌三泊、函館二泊なので、旅程の組み換えがある程度可能。天気・気分とのからみで右往左往することにしました。

 昼頃に新千歳空港に到着。利休鼠の雨が降るあいにくの天気。小生の悪運もここに尽きたかと落胆しつつ、電車で札幌に行きラーメンを食べながら本日の予定を考えます。札幌市内の彷徨か、「開拓の村」散策か。雨の日は地図で目的地をさがすのが面倒なので、後者に決定。新札幌駅まで行きタクシーで「開拓の村」に到着。ここは明治・大正時代の道内の建物を移築・復元・保存している野外博物館です。有島武郎住居や屯田兵屋や開拓小屋、にしん漁で潤った青山家住宅など興味深い物件がありました。石川啄木がかつて勤めた旧小樽新聞社を見上げて感無量。鉄道馬車も復元されており、雨に打たれながら客車を引く馬の姿には哀れを覚えます。そうそう、北海道大学恵迪寮の「ニュートンもクソの落下に気がつかず」という落書きは傑作でしたね。そりゃそうだ。愛知県にある「明治村」のようなきらびやかさはありませんが、往時の北海道の姿を想像できる、なかなかよい博物館です。あらためて、近代日本が持ったはじめての植民地は北海道と沖縄なのだなあと考えさせられました。
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 夕食はホテル近くの寿司屋で鉄火丼を食す。ファイターズの話題で、お店は盛り上がっておりました。スワローズ・ファンとしては、いつかこのチームと日本一をあらそいたいですね。さてさて今回の旅は雨模様の日が多くなると覚悟を決めました。明日も雨ならば市内彷徨、晴れたら美唄とモエレ沼公園に行くことに決定。モエレ沼公園は是が非でも晴れた日にぶつけようと心に誓います。
# by sabasaba13 | 2005-02-17 06:31 | 北海道 | Comments(0)

トゥー・ハンズ

 レオン・フライシャーの「トゥー・ハンズ」を聴きました。彼は、ジストニアという病気により右手が完全に麻痺してしまったピアニストです。35年におよぶ必死のリハビリによって回復し、レコーディングしたのがこのアルバムです。ピアノが弾ける喜びが慈雨の如く心を濡らしてくれます。シューベルトのピアノ・ソナタ第21番(遺作)もしみじみとした良い演奏ですが、圧巻はJ.S.バッハの「羊は安らかに草をはみ」ですね。カンタータ第208番《わが楽しみは愉快な狩だけ》BWV.208のアリアを、エゴン・ペトリがピアノのために編曲した曲です。かなり遅めのテンポで一音一音を慈しむように弾いた演奏で、心のひだひだにじわっと染み込んできます。それにしても、こんなに単純な和声・リズム・旋律でこれほど人の心を揺さぶれるとは。バッハの力量に感嘆するとともに、あらためて音楽に感謝したいですね。昨今「癒し」という言葉が巷に溢れて辟易しております。しかしその実態は、感覚を麻痺させて痛みを一時的に忘れさせてくれる麻酔薬の如きものです。まあそれが悪いとは一概には言えませんが。私がほしいのは、滋養強壮剤です。この曲を聴いていると、心身にほくほくと栄養分が行き渡るのを感じます。聴いた後は無性に人に優しいことをしてあげたくなり、山ノ神の肩を(肩ですよ肩!)揉んであげたりする健気な私です。ブッシュとシャロンに聴かせてあげたい。
# by sabasaba13 | 2005-02-16 06:30 | 音楽 | Comments(0)

「ものづくりに生きる」

 「ものづくりに生きる」(小関智弘 岩波ジュニア新書318)読了。著者は大田区内の町工場で働くベテラン旋盤工です。“ビルの屋上から設計図を紙飛行機にして飛ばせば、三日後には製品になってもどってくる” 螺子一つから、最先端のハイテク部品までを作り出す町工場街と、そこに生きる職人たちを姿を生き生きと描いた好著です。モノをつくるということの奥深さと尊さをしみじみと感じます。そして仲間と励ましあい助け合いながら働くことの素晴らしさ。珠玉の言葉をいくつか紹介します。「機械にもニンベンをつけて仕事をするもんだ。」「人のためではない。まして金のためなんかではない。ただ自分が納得できる仕事をしたいだけである。」「つまらない仕事というものはない。仕事をつまらなくする人間がいるだけである。仕事が味気ないのではない。味気なく仕事をするから、楽しくないだけである。」「職人というのは、人の役に立つ仕事をする人間です。その人間の仕事が楽しくないはずがない。楽しんで働けなければ、職人じゃないですよ。」「"遊び"に理解のある職場ほど、働きやすい。たとえ結果としてうまくゆかなくても、その"遊び"に寛容な職場は人を育てる。職場のふところが深いということだろうか。分刻み、秒刻みに能率をあげることばかり考えているような職場は息がつまるし、遊びと怠けの区別もつかないような人のもとで働くのはたまらない。」
 納得のいく仕事がしたいという気持ちが大事だと痛感しました。他者を蹴落とそうとする競争原理からは、良い仕事は生まれないと思います。いやあ働く意欲がもりもりとわいてきました。そしてわれわれから働く機会を奪おうとする存在に対する怒りも。
# by sabasaba13 | 2005-02-15 06:30 | | Comments(0)

京都編(4)(04.12)

 予報通り雨。せっかくだから雪の京都を見たいなと思っていたら、山ノ神が九字の印を結び天に向かって「臨兵闘者皆陣列在前」と唱えはじめました。するとあら不思議、雨に霙がまじり、やがて雪に変わっていくではありませんか。雪の京都は初体験、いそいそとタクシーに乗って清水寺へ。もう言葉にできない息を呑む美しさ! 目果報目果報。雪景色の二年坂・三年坂や八坂の塔もよろしなあ。
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 雪のつもったお庭も見たいので、高台寺前にある圓徳院に入りました。北政所ねねが暮らしていたお寺さんです。黒漆塗りの縁に映る冬木立がいい風情です。長谷川等伯の襖絵特別公開という豪奢なおまけつき。絵を堪能し、雪に包まれたお庭を満喫しているうちに、われわれはある重要な事実に気がついたのであった。"雪が降る→気温が低い→体感温度も低い" そう、畳・板の間に触れる足の裏が(文字通り)凍えてきたのです。「さぶいぼが立つ」というやつですね、これは迂闊でした。熱い鉄板に乗せられた猫状態で、まともに立っていられない。日本家屋は夏向きにつくられているという冷厳なる事実を思い知らされました。円山公園に行き、平野屋でいもぼう(えび芋+棒だら)を食べても温まらず。そうそう近くに「戦友」の歌詞の碑がありました。
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 青蓮院に行くと、幸いストーブがありました。二人して世間の目も気にせず、足の裏を暖めました。ま、それはともかく、雪のお庭はため息が出るほど、ほああ、素晴らしいですね。木々や苔の緑と、雪の白が絶妙のコントラストを奏でます。特に室内から拝見すると、柱や障子が額のように情景を切り取り、緋毛氈の赤が彩りを豊かにしてくれます。青蓮院のお庭は、樹木・苔・池・石組がバランス良く配置されていて、なかなかいいですね。もう少し冒険してもいいかな。
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 ここから白川沿いに歩いて四条へ向かいます。途中で吉井勇の歌碑や出雲阿国像を発見。長久堂のきぬたを土産として発送し、弥次喜多で小山のような粟汁粉をいただきました。
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 京阪電車でホテルに戻り、荷物をもって京都駅へ。駅ビル最上階にある空中庭園とsky wayから京都市内を一望。これで三方から都を鳥瞰できました。地下鉄で錦市場に行き、三木鶏卵と田中鶏卵のだし巻き卵を購入。先程食べ比べましたが、三木鶏卵の方がだしの味がやや濃く硬めに焼きあがっています。私はこちらが好き、行列は田中鶏卵の方が長いけど。駅に戻り、イノダでコーヒとスパゲティ・ナポリタンを食し、新幹線で帰郷。東寺の五重塔が「おはようおかえり」と囁きかけてくれたような気がします。
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 本日の二枚は、清水さんと圓徳院です。
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# by sabasaba13 | 2005-02-14 18:39 | 京都 | Comments(0)

京都編(3)(04.12)

 予報通り本日は晴れ後曇り。自転車をデリバリーしてもらい、出発です。ホテル近くにある地元密着型喫茶店「アマゾン」で美味しいモーニング・サービスをいただき、めざすは大徳寺。東本願寺脇を走り、京都で一番長い通りである油小路通りを、町屋を堪能しながら延々と北上。途中で植柳小学校の二宮金次郎像、女体のレリーフが壁面を覆う西陣電話局、本阿弥光悦屋敷跡をゲットしました。それにしても街中の消火器・消化バケツの多さにはいつも驚きます。火事の恐ろしさを骨の髄まで知っている街なのですね。
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 まずは大徳寺塔頭の龍源院へ。四つの個性あふれるお庭が見られ、おまけに喫煙所もある素晴らしいお寺さんです。
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 そして瑞峯院、ここのお寺さんにもいいお庭があります。たしか重森三玲(しげもり・みれい)の作です。そういえば彼はイサム・ノグチと親交があったように記憶しています、この庭とモエレ沼公園とどこかでつながっているのかもしれません。
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 次は小生が大好きな高桐院を見物。いつもいつも惚れ惚れしてしまうのは、入口から本道へと至るアプローチです。わずかな距離なのにあえて曲がり角を設けて変化をつけ、リズミカルな敷石や植え込みで視線を魅了してくれます。もちろん灯篭と数本のもみじだけで構成されているシンプルなお庭も大好きです。ぜったい紅葉の季節に来るぞ、っと何回かめの誓いをたてました。
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 大仙院は相変わらず商売っ気たっぷりで脂ぎっています。「今ここで頑張らずにいつ頑張る」という力みかえった横看板に圧倒されました。隣りにある今宮神社で軽く感じると願いが叶うという「阿呆賢さん」という石を持ち上げ、あまりの重さに三歩歩めず。残念ながら名物あぶり餅は休店でした。
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 そして船岡山に登って眺望を楽しみ、脱衣場に「爆弾三勇士」の浮彫りがあるという伝説の銭湯、船岡温泉の外観を見物しました。
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 次は千本ゑんま堂(引接寺)へ。本日の一推しはここですよ、ここ。眼光鋭い閻魔像もさることながら、みんなの願いを何でもまとめて叶えてあげまっせえ、という雰囲気がムンムン充満しています。一見の価値あり。幼い少女が駆け寄って一心不乱に祈っていた姿に、信仰の原型を感じました。さて昼食は湯豆腐「わら」にしようと意気込んで行ったら、臨時休業。ふと目に入った看板のネギ焼きという言葉につられ、お好み焼き「きたいち」に入りました。香り高い九条ネギをふんだんに入れた絶品の味。旦那と女将の掛け合いも面白いし、再訪を期す。
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 次は釘抜きさん(石像寺)です。ここも庶民の祈りで支えられているお寺さんで、願いが叶えられた時に奉納する釘抜きと釘がお堂の壁面を埋め尽くしている様は圧巻。境内に張り出してある奉納金も、ほとんどが千円なのもいいですね。裏には弘法大師の井戸があります。
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 北野天満宮・平野神社・大将軍八神社・だるま寺(法輪寺)をひやかし、山中油店でごま油を購入。落花生油も舐めさせてもらいましたが、ほんとに胡麻と落花生の味がするのに感動。化け猫の気持ちがわかりましたね。
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 そして大サカキが睥睨する浄福寺、諸神諸仏と桜が境内を埋め尽くす雨宝院、晴明人気でブレイクし様変わりした晴明神社、一条戻橋、伊藤仁斎古義堂跡、京都ハリストス正教会を見物。
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 日暮れも近くなるとさすがに冷えてきました。ペダルをこいでいると、後ろから何か呟き声が聞こえてきます。「寒い… 寒い… ぜんざい食べたい… 寒い…」 すわっ、これは危険信号、山ノ神が瀕死の状態です。「ごま油を舐める?」と聞いたら、「あたしはろくろ首ではない」と切り返されるのは目に見えているので、とりあえず大急ぎでホテルへ。「わらじや」のうぞうすい(鰻の雑炊)を奉納して、事なきを得ました。
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 本日の一枚は、大徳寺高桐院です。
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# by sabasaba13 | 2005-02-13 07:50 | 京都 | Comments(0)

京都編(2)(04.12)

 本日は予報通り雨。晴れの日を自転車による京都散策にあてる決意を固めたので、電車・自動車による移動が中心となる天橋立観光に決定。基本中の基本、日本三景の中で、小生も山ノ神も未踏の地なんです。特急「まいづる」に揺られて約一時間半、西舞鶴に到着。途中の綾部あたりで雪が降り始めたのにはびびりましたが、小雨模様ですんだので一安心。駅前の喫茶店でモーニング・サービスを食し、レンタカーを借りました。伊藤麻衣子を万力で縦に12cmほどつぶしたようなキュートな女性が懇切丁寧に応対してくれて助かりました。さっそく天橋立へ向かい出発。途中に「山椒大夫屋敷跡」という眉唾ものの物件もありました。約40分で到着、さっそく南側の飛龍観にリフトで登り、天橋立を堪能。リフトで下ると、何とおひいさんが顔をのぞかせはじめました。さっそく自転車を借り、天橋立を往復。そして車で北側に移動し、ケーブルカーに乗って傘松公園へ。先程とは違った角度で天橋立を一望できます。もちろん股のぞきもしましたよ。さて小腹がへったので展望食堂でうどんを食べていると、突然のじゃじゃ降り。食べ終わり外に出ると、またおひいさんが今日は。いやあ強運ですね、さすが神様同伴。
 さて、カニを食うならそろそろ舞鶴に戻る時間だし、伊根という漁村にも行きたいし、迷うところです。おそるおそる山ノ神にお伺いをたてると、「カニはいつでも食べられる。見るべきものを見るべし」という有難い御託宣をいただきました。海沿いの快適な道を、丹後半島に沿って北上。運転している山ノ神も「時速70kmだ。身の程を知れ。はい。」と同じ声で腹話術をしながら、ご機嫌の様子です。約30分で伊根に到着。ここは舟屋という海に張り出した家々が建ち並んでいます。一階が船着場兼舟の倉庫、二階が住居という造りになっていて見事な景観。鏡のような湾と、飛び交う海鳥と、湾に沿って連なる舟屋。「よそさん」の勝手な願いですが、いつまでも変わらずにいてほしい場所です。街並みを散策していると突然野猿が現れたのにはビックリしましたけれど。後ろ髪を引かれるように車に乗り込むと、またじゃじゃ降り。山ノ神の背後に後光だかオーラだか天使の輪だかが輝いているようでした。途中にある「とれとれ市場」で寿司を買い、車を返却して特急で帰京。
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 本日の二枚は、天橋立と伊根です。
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# by sabasaba13 | 2005-02-12 19:40 | 京都 | Comments(0)

京都編(1)(04.12)

 どうも一年に一度は上洛しないと気がすまないたちで、昨年末に京都に行ってきました。今回は、京都に関する興味深いエッセイを数多く著している入江敦彦氏の「秘密の京都 京都人だけの散歩術」(新潮社)を参考にして、ツーリストが普通行かない所を重点的に徘徊しようと思います。あと未踏の地、天橋立にも行く予定。天候が不安定だという予報なのですが、山ノ神同伴なので何とかなるでしょう。ほな、いってみよか。

 予報通り、晴れ時々曇りの天気。「京都見聞録」という貸し自転車屋に、ホテルまで自転車を届けてもらい出発です。お隣の養源院のお庭に挨拶し、もしや紅葉が残っているのではと淡い期待を胸に東福寺へ。途中の今熊野商店街にある「ゲベッケン」というパン屋でモーニング・サービスをいただきました。焼きたてパン二個+珈琲飲み放題、満足満足。さすがに紅葉は終わっていましたが、緋毛氈を敷き詰めたような散り紅葉が素晴らしい。そして川端通りを北上し、加藤順漬物店で年賀を送りまくり、出町柳へ。下鴨神社の糺の森を散策しました。都市のど真ん中に残っている原生林ということで、世界遺産に選ばれたとか。ところどころに見事な紅葉が見られるのには驚愕。もう年末だというのに… 賀茂川を渡って枡形(出町)商店街へ。錦市場も結構ですが、こうした地域に密着した商店街もいいですね。おばさんの波をかきわけながら、店頭で売られているものを物色。九条ネギが美味しそう、必ずネギ焼きを食うぞと心に誓いました。どんつきにある蕎麦屋で鴨南蛮とニシンそばをいただき、さらに北上。
 桓武天皇に無実の罪をきせられ非業の死をとげた早良親王を祀る上御霊神社を拝見しました。ここは応仁の乱勃発の地でもあります。人気のない森閑とした境内はただならぬ気配を感じさせます。「怨念がおんねん!」と薄ら寒いギャグをとばしても、虚しく空に吸い込まれていくだけでした。次は天寧寺。比叡山が借景となる額縁門が有名なのですが、残念ながら修復中。裏手の墓地に近藤勇の墓があると、今知りました。付近にあった地蔵の石仏を集めた上善寺を訪れ、再び賀茂川を渡って上賀茂神社へ。ここの神官たちが住んでいた家々が明神川に建ち並ぶ「社家町」もいい雰囲気ですね。この辺は、すぐきの産地でもあります。さて東へ向かい、山の麓にひっそりと佇む大田神社によって、深泥池(みぞろがいけ)へ。氷河期以来の動植物が今も生き続ける貴重な池なのですが、京都有数の心霊スポットとして有名ですね。安藤忠雄設計の「陶板名画の庭」を見たかったのですが、残念ながら休館。
 そして本日のメイン・ディッシュ、大文字山へ。大文字送り火まで登るハイキング・コースがあり、そこからの眺望は絶景との情報を信じましょう。銀閣寺門前の左手奥に自転車を置き、案内表示に従って登攀開始。木々の間を抜けて急な山道・石段を登ること約三十分、突然視界が開け大文字に到着。…………… すごい 京都の全貌が眼下に一望できる最高のビュー・ポイントです。「京都はあたしのものよ! オーホホホホホホホ」という気持ちになります。ほんっとに凄いですよ、ここは。はるか大阪の高層ビル群まで見通せました。はあ 心の底からお勧めします。リフトもあるのですが、多分お盆の時期のみの運行で焚き木しか乗せてくれないと思います。再び自転車に乗り、吉田神社の参道を西へ走り京都大学の脇を走り抜け、洋食屋「金平」へ。タンシチュー、カキフライ、カニコロッケをガツガツと瞬時にたいらげてしまいました。そしてホテルに到着。電話をして自転車を引き取ってもらいました。一日1500円、午後八時まで使用可、宿へのデリバリー・サービス、きちっと整備された自転車、この店はいいですね。「京都見聞録」090-7117-0410、お勧めです。後日ある方から、将軍塚からの眺望も素晴らしく、「京都も琵琶湖もわしのものじゃ、ガーハハハハハハハ」という気持ちになるそうです。夜に行ったことはあるのですが、昼は未見。うし、今度行ってみよう。
 デジカメの調子が悪かったので、残念ながら本日撮った写真はすべておしゃか。以前に撮影した金平のタンシチューをのせておきます。ほんっとに美味しいですよ。
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# by sabasaba13 | 2005-02-11 08:31 | 京都 | Comments(0)

山陽編(5):下津井~岡山(04.10)

 最終日ぐらいは落ち着いた上品な旅にしましょう。電車・タクシーを乗り継いで鷲羽山に行き、多島海と瀬戸大橋の絶景を堪能、下津井までのバスを待っていると… 来ない。係の方曰く「きまぐれやからのう」。おいおいそういう問題か、下電バス! しょうがなく徒歩で移動。途中に「笑う観光船」という看板があり、面白そうだと乗場に行ったら5分前に出航したばかり。
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 やれやれ、とぼとぼと歩いて下津井に着くと、おっなかなかおつな漁村です。なまこ壁、白漆喰、虫籠窓の重厚な建物がそこはかとなく点在、そして表面を焼いて炭状にした焼き板を家の壁にしているのが見所。腐敗防止のためでしょう、漆喰の白色とマッチしています。「観光客を誘き寄せよう」という姿勢がないのがいいですね。観光情報センターとして、古い商屋を利用した「むかし下津井回船問屋」が置かれていますが、このやり方もgood。展示室を見て分かったのですが、ここは北前船が蝦夷地から運んできた肥料に使うニシンを陸揚げしていた集散地だったのです。北前船の寄港地である函館、酒田、伏木、輪島、敦賀、境、竹原、尾道といった地名を見ると、かつて訪れた時の情景が走馬灯のように脳裏に浮かびます。いつか船をチャーターして北前船の航路めぐりをしてみたいな。ワクワクしませんか?
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 展示を見ていると、1990年に廃線となった下津井電鉄が「風の道」として整備されていて、児島まで歩いていけるらしい。未整備のワイルドな廃線跡を行くガッツはありませんが、一応「廃線」と聞くと血沸き肉踊るようになりました。大変歩きやすい土の道で、ところどころにナローゲージの架線柱やホームの残骸が残っています。電車になった気分で、海を見下ろしながら山の稜線に沿い、市街地を抜けて約6kmを歩破。JR児島駅まで歩いていく途中に、何やら大きな吊り橋が見えてきます。はてこんなところに…と不審に思い近づくと、歩道橋! 車もほとんど走っていないので、道路の真ん中で堂々と撮影しましたが、無駄な公共事業の典型例ですね。開き直りさえ感じます。
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 岡山へ戻る電車の中で作戦会議。天使「せっかくだから閑谷学校(江戸時代に岡山藩が民衆のためにつくった学校)に行きましょうよ」悪魔「だめだよ、飛行機に乗り遅れるよ」天使「弱気ねえ」わが心の内なるレッド・シューズ・ドゥーガン(古いなあ)は、悪魔の右手を上げました。岡山駅から路面電車に乗って、岡山城、そして後楽園へ到着。やはり基礎・基本が大事。今回の徘徊で、三名園と三名橋を仕上げることができました。それにしても路面電車を見ると、human scaleの街なんだなあという印象を受けてホッとしませんか。路面電車めぐりにはまりそうな♪恋の予感♪がします。札幌・函館・東京・江ノ島・豊橋・岐阜・富山・福井・大津・高岡・京都・堺・岡山・広島・松山・高知・福岡・長崎・熊本・鹿児島が、現在もゴトゴト路面電車が元気に走っている街です。
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 後楽園は池泉回遊式庭園で、築山、流れ、茶亭、石組などが美しく構成された変化の多い大名庭園です。広大な芝生と点在する梅林・桜林が大雑把すぎるかなと思いますが、芝生を縫ってたおやかに流れる水の流れはいいですね。ねころがって、しばしの昼寝を楽しみました。ZZZZZZ… 園内には、かつて岡山に留学していた郭沫若の詩碑がありました。
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 夢二郷土美術館に寄って、県立美術館へ。岡山出身の国吉康雄の作品が展示されておりました。この画家も気になりますね。
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 そして岡山空港から、空路帰郷。そういえば基本中の基本、日本三景の天橋立に行ったことがないなあ、などと思案にふけりつつ、窓は夜露に濡れていきました。

 本日の一枚は後楽園です。
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# by sabasaba13 | 2005-02-10 18:51 | 山陽 | Comments(4)