屋久島編(16):鹿児島(08.3)

 昼食はすぐ近くの店で黒豚トンカツを食しようとしたのですが、このタイム・ロスできびしくなりました。売店を見ると「安納いも」「さつま揚げ」という看板があったので、これですませましょう。種子島特産の焼き芋か、さつま揚げか。逡巡した結果後者を選択し、あげたてのさつま揚げを四つ購入してベンチに座っていただきました。
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 そして1865(慶応元)年竣工の機械工場・集成館へ。たぶん日本における近代工場の嚆矢ですね、石造平屋の重厚な外観、連続するアーチ窓、そして瓦屋根が印象的でした。なお貼り出した玄関部分は、大正時代に博物館として整備された時に増設されたものだそうです。内部は集成館に関する事業の資料館になっています。
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 近くには、島津家吉野植林所事務所(現ショールーム磯工芸館:写真左)や旧芹ヶ野島津家金山鉱業事務所(現レストラン:写真右)といった下見板張りの白い洋館がありました。
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 車道をはさんだ向かい側にあるのが異人館。洋式紡績所の英人技師のために、1866(慶応2)年につくられた居館です。一階部分のベランダと二階部分の連続する大きなガラス窓、そして半六角形の張り出し部が目にとまります。建築史家の藤森照信氏によると、このベランダ様式は、インドの熱帯地域にヨーロッパ人が進出した時に暑さを防ぐために工夫し、それが東南アジアから香港・上海を経て長崎に上陸したとのことです。長崎のグラバー邸(1863年築)にもこのベランダ様式がありましたね。残念ながら修復中のため、内部は見学できませんでした。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2008-11-29 07:14 | 九州 | Comments(0)
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