京都観桜編(14):大沢池(08.3)

 そして田園地帯の面影を少々残す道を十五分ほど歩くと大覚寺に到着です。途中に無農薬野菜の無人販売所もありました。
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 嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりの寺院で、真言宗大覚寺派大本山。鎌倉時代後期に、亀山法皇や後宇多法皇がここで院政を行ったため「大覚寺統」と呼ばれ、後深草天皇の系統の「持明院統」との対立から南北朝内乱が起きたのは記憶に新しいところです。(どこが) 受験勉強の際にこの両者がごっちゃごちゃとなりいたく苦労したという甘酸っぱい思い出が脳裡にフラッシュバックします。「日本史は丸暗記」という状況は、昨今の入試においては改善されているのでしょうか。調べる方法さえ知っていれば、細かい知識なんか覚えなくていいのにね。
 その隣にあるのが大沢池、周囲約1kmの日本最古の林泉庭園です。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、中国の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれそうです。池中には天神島・菊ケ島と庭湖石があり、この二島一石の配置が華道嵯峨御流の基本型に通じているそうで、池のほとりには名古曽の滝址などがあり、国指定の名勝地にもなっています。名古曽の滝と言えば、藤原公任の「滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそ流れて尚聞こえけれ」という歌で有名ですね。石組みが残されていました。さてさて肝心の桜は…残念ながらいまだ蕾。一本だけ七分咲きの枝垂れ桜がありました。ほとりに並ぶ桜が満開となり、池の水面に映える様子を想像すると、アドレナリンがふつふつと分泌してきます。ここはその時期にぜひ再訪したいですね。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-01-08 06:09 | 京都 | Comments(0)
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