アイリッシュ・ウィスキーの献杯が効いたのか、朝目覚めると眩しいような青空です。予定通り、本日はキラーニー国立公園のウォーキングとしゃれこみましょう。毎度おなじみアイリッシュ・ブレックファストを力のかぎり腹に詰め込み、部屋で一休みした後、午前九時ごろに出発。日曜日の朝ということで人通りも少なく、街は長閑な表情を見せています。そして日の光を浴びて輝く家々はまるで笑っているよう、「街笑う」という季語はないのかな。
十分ほど街外れまで歩くと、ゴシック・リバイバル様式の聖メアリー大聖堂の壮麗な建物が見えてきます。その前の車道を横断し、道路と並行して流れる小川を渡ると、もうそこが国立公園の入り口です。ここからロウアーレイクまでの散策を楽しむことにしましょう。
藁葺き屋根の民家風建物がありましたが、これはレストランとして利用されているようです。近くには観光用馬車(ジョーンティング・カー)の馭者溜りがありましたが、機会があったら乗ってみたいですね。
そして左方向に歩いていくと、さきほどの小川が湖に向かって流れており、それに沿って遊歩道が整備されています。清涼な空気を吸い、せせらぎの音を聞き、木漏れ日を浴びながらしばし快適なウォーキングを楽しめました。散歩をする人、ジョギングをする人、犬の散歩をする人、自転車に乗った人、おそらくみなさん地元の方でしょう、洗いたてのTシャツのように清々しい日曜日の朝を思い思いに満喫されています。街のすぐ近くにこんな素敵な散歩道があるなんて、ほんとに羨ましい。
本日の二枚です。