グレープフルーツの花

 唐突ですが、グレープフルーツの木に花が咲きました。今は昔、二十年ほど前、山ノ神がグレープフルーツを食べていたところ、芽がちょいと出ていた種を発見したのが事の発端。「なんでも考え、かんでも知って、なんでもかんでもやってみよう」(ケペル先生お元気ですか)が建前の彼女、物は試しとその種を鉢に植えました。すると、すくすくすくすくと成長し、鉢から猫の額のような庭に植えかえてもその勢いは止りません。こりゃあグレープフルーツがたわわに実り、一攫千金かなと不遜なことを二人で考えていたら、どうしたことか花が咲きません。別段、園芸に興味はないので、何の手も打たずに♪そのうちなんとかなるだろう♪とほったらかしにしておきました。そして流砂の如く時は過ぎ去りはや十数年、人の背丈をすでに越えた今年、待望の花が咲きました。地球温暖化の影響もあるのかなとも思いましたが、ここは素直に喜びましょう。白い花が房となり、柑橘系のほのかな香りをただよわせています。
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 それにしても、あの小さな種がこんなに大きな木に成長するなんて… あらためて自然の凄さには頭が下がります。福岡伸一さんも「私たちは、自然の流れの前に跪く以外に、そして生命のありようをただ記述すること以外に、なすすべはないのである」とおっしゃっていましたっけ。そしてこうした身近な奇跡に驚嘆する感性、レイチェル・カーソン言うところのセンス・オブ・ワンダーを忘れないようにしたいものです。倦怠と幻滅、つまらない人工的なものに夢中になることに対する、かわらぬ解毒剤として。さあはたして実はなるのでしょうか、胸ときめかせながら待っています。

 本日の一枚です。
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 追記。「危ない国」でお伝えしましたが、プルトニウム約1.7トンを含む20トンものMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物)が日本に到着したようです。しかも朝のニュースでは小さな扱い、おまけに「プルサーマル燃料」と危険性をおおいかくすような表現をとっていました。Welcome Plutonium !
by sabasaba13 | 2009-05-18 06:10 | 鶏肋 | Comments(0)
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