アイルランド編(63):ダブリン空港へ(08.8)

 さてそれではヒューストン駅へと戻りましょう。先ほど列車の中で見かけた、青いユニフォームを着たみなさんがぞろぞろと帰途につかれるところでしたが、表情がにこやかなのできっと贔屓チームが試合に勝ったのでしょう。ロッカー室で係員に荷物を出してもらい、エア・リンクで空港へと向かいます。これでダブリンともお別れ、重苦しい曇天の下、蕩々と流れるリフィ川やそぞろ歩くダブリン市民を車窓から眺めていると旅愁を感じてしまいます。
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 途中で先ほどの青いユニフォームを着たみなさんであふれかえる街を走り抜けましたが、このあたりのスタジアムで試合があったようです。驚いたのは、相手側のユニフォームを着たファンとビールを酌み交わしなごやかに談笑している場面をいくつか見かけたことです。いいなあ、こういうのって。"NO SIDE"の精神ですね。空港に到着し、すぐ近くにあるホテルへのシャトルバスに乗り換え、ホテル着。チェックインしようとすると、フロントの係員が怪訝な表情をしています。「ご予約は明日になっていますが…」 絶句! どうやら依頼した旅行会社が間違えたようです。幸い部屋が空いていたので事なきを得ましたが。夕食はホテルのレストランでラムのカレーと鮭のステーキをいただきました。部屋に戻りTVをつけると、青いユニフォームを着たプレーヤーたちの試合をVTRで流していましたが、サッカーでもラグビーでもありませんでした。見た時はホッケーかなと思ったのですがこれも違う。帰国後調べてみたら、スティックとボールを使用して行う屋外スポーツでケルト族に起源をもつハーリング(Hurling)でした。アイルランドでしか主に行われていないそうです。そうか、バスの車窓から、学校の校庭にH型のゴールがあるのを時々見かけましたが、あれはハーリングのものだったんだ。アイルランドの神話にも登場する、大変歴史の旧いスポーツだそうです。なおアマチュア・スポーツとして位置づけられており、選手や監督にプロはおらず、勝利の栄冠のみを目指してプレイするとのこと、いいですね。商業主義に首の付け根までどっぷりと浸っているオリンピック関係者や、ナショナリズム高揚のためにそれを利用しようとする石原強制収容所所長、ぜひ見習って欲しいですな。
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 さあアイルランド最後の夜です。山ノ神はバスタブを泡だらけにして「きゃーバブリシャス」とはしゃいでいます。(撮影は不許可) 私は計算しつくしたかのようにブッシュミルズの最後の一滴を臓腑におさめめした。極楽、悦楽。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2009-06-11 06:12 | 海外 | Comments(0)
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