言葉の花綵14

 彼は人間が面白くてたまらない性質なのである。平家の作者が名文でもって書きたてている厭世思想などにだまされてはならない。彼は現世の人間が汚濁と醜悪にみちておれば、なおさらそれを面白いと思う人間である。 

 平家物語の作者は、後からかんがえれば、滅亡するほかなかったような運命にさからって、たたかい、逃げ、もがいたところの多くの人間に深い興味をもったのである。それを物語にしたことによって、彼は人間の営みを無意味なものとかんがえる思想とたたかっているといってもよい。

 平家の作者は、暗い運命観や無常観にとらわれているようにみえて、じつは内乱がくりひろげた人間の生き方の種々相、その悲劇と喜劇が面白くて仕方がなかったのであろう。(石母田正 『平家物語』より)

 「殺そう」と思うと、筋肉に緊張がはしる。「処理する」と考えればよい。(ゴルゴ13)

 音楽には二種類しかない。良い音楽と悪い音楽だ。(デュ-ク・エリントン)

 人間が自分から好んですることには罪はないんだ。自分がそうしたくてすることは、その人間にとってはすべて善なんだ。反対に望みもしないことを望むようにみせたり、自分で信じないことを信じているようによそおうことこそ、罪であり悪というんだ。

 罪は人間と人間とのあいだにあるもので、法と人間とのあいだにあるものじゃない。

 人間が自分のために怒るのは、どんなに愚劣なことでも純粋だから面白いが、天下とか政治とか、四民とか道徳などでいきまくのは、肚の底がわかって興ざめなものだ。

 人間の躯はなまみだ、躯は生きている、なまみの躯から逃げ出すことはできやしない、-躯が生きているということを、認める勇気のある者だけが、人間らしく生きることができるんだ。

 肉体的な苦痛が、いまは一種の快感に変るようであった。化膿した歯茎を強く押すときの、むず痒い痛みに似た快感であった。(『栄花物語』より)

 人間はどんな時でも学ぶことができる。その気持ちさえあれば。(ユ-リ・スコット教授の言葉 『マスター・キートン』より)

 政治屋は次の選挙のことを考える。政治家は次の世代のことを考える。(unknown)

 人間とは-
 恩を忘れやすく、
 移り気で、
 偽善的であり、
 危険に際しては臆病で、
 利にのぞんでは、貪欲である。(ニコロ・マキャヴェリ)

 ウサギの逆立ち:耳が痛い (unknown)

 Always remember, others may hate you,
but those who hate you don't win unless you hate them. (リチャード・ニクソン)
by sabasaba13 | 2009-10-14 06:09 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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