さて、真岡駅へと戻る途中、さきほど気がついた転車台を捜索。踏切を渡った真岡駅北西のあたりで発見し、記念写真を撮影。そして駅で自転車を返却し、「景観なんざ○○くらえ」と言わんばかりの無粋な蒸気機関車型駅舎に別れを告げ、列車に乗り込むと二十分ほどで下館に到着です。

小山行きの列車(水戸線)が来るまで約三十分あるので、駅の近くで珈琲を飲みましょう。んが、喫茶店が見当たりません。せんかたなし、駅前にある「下館スピカ」という巨大なショッピング・ビルの一階に「イタリアントマト」があるので、そちらで一服しましょう。横断歩道を渡り、中に入った瞬間、目が・になりました… がらんどう… これは悪夢か白昼夢か幻覚かマリー・セレスト号事件か… はじっこにぽつんとある小さなD.P.Eのお店もお休み。念のため二階に上がってみると、しょ、もとい、地味な洋品店と旅行会社、表示を見ると三階と四階は筑西市役所の分室、その上はスポーツクラブ、地下はボーリング場とゲームセンター。なんなんだなんなんだ、このビルは。

これは推測ですが、バブル景気の勢いで建てたものの、テナントが入らずあるいは撤退し、やむをえず資金の一部を出した行政がその一角を利用しあとは野となれ山となれ的な商業ビルなのでしょうか。これも推測ですが、買い物客は二酸化炭素をまきちらしながら、車で郊外にある巨大ショッピングモールに出かけて、金太郎飴のような画一的流行グッズを嬉々として買い込んでいるのかもしれません。それにしてもシュール・リアリスティックな光景でした。ま、これはこれで時代の愚劣さを証言する貴重な物件として、登録有形文化財として保存するのもいいのではないかな。未来に対する警鐘にもなるでしょう。そして予想外に(失礼)美味しい珈琲をいただき紫煙をくゆらし、さてそれでは眼前にある駅へと向かいますか。記録のため駅前にある周辺案内図を撮影すると…「登録文化財 一木歯科医院」 おっこれは見落としたぞ。
病院系の物件にはけっこう優品があるので侮れません。幸いそれほど遠くないので、次の次の列車に乗ることにして、寄ってみることにしました。
本日の一枚です。