言葉の花綵30

 世の中知りたきゃテレビをつけな つけりゃ出てくる みのもんた (三遊亭楽太郎)

 その時まで
 あなたの母の膝の上で
 苦悩のいとし子よ
 自分を光の子と思ってはいけない
 人間たちは気違いなのだ
 次の<戦争>まで眠りなさい (ルオー『イマージュ』)

 戦争とは嘘の体系である。(カルル・クラウス)

 政治家に望み得る最高の美徳は偽善である。(加藤周一)

 わが胸の燃ゆる思ひにくらぶれば煙はうすしさくらじま山 (平野国臣)

 ぼくたちがこれまで知っている連中にくらべたら、このかたは別の人種であるし、だから、このかたはあらゆることについてぼくたちにいろいろ考えさせてくれるんですよ。(ウィリアム・モリス)

 この地球は涙の谷
 悩みごとや悲しいことでいっぱいだ
 そこで喜びはどこからか借りてこなくてはならぬ
 その借り方は-あまり有効な方法ではないが、しかしこの方法しかないので、あえていうが-とにかく笑ってみること
 笑うことで喜びを借りてくることができる (エラ・ウィーラー・ウィルコックス)

 オーストラリア人が危険だと言ったら、それは本当に危険だということだ。(unknown)

 人生において大事なことは、勝利ではなく、競うことである。人生に必須なのは、勝つことではなく、悔いなく戦ったということだ。(ピエール・ド・クーベルタン)

 世の中に理論的に正しい平等などというものは存在しない。存在するのは、あるプロセスを経て納得した平等だけである。(中筋修)

 あなたはすぐに夢見てるみたいにもの思いに沈んじゃうのねえ。きっとそれは元気にあふれながら休養するという、わたしたちの生活、つまり仕事のなかに楽しみがあり、楽しみのなかに仕事があるという生活にまだなれていらっしゃらないからですわ。(ウィリアム・モリス)

 われわれは役に立つもので幸せになったであろうか。いつもいつも役に立つものばかりで、退屈だ。(ブルーノ・タウト)

 君は、みすぼらしい衣裳をまちがって「個性」と呼んでいるが、そんなものでは、その下の空っぽの中身はおおうことも隠すこともできないのだ。(P・カザルス)

 人は生地を選べないが、死ぬ土地は自分で選ぶべきだ。(ジャン・グルニエ)

 いったい人が道徳的に完成せられるのは、これを消極的にいえば、他人を害するような、そして自分を堕落さすような行為を、ほとんど本能的に避ける徳性を得る事にある。(大杉栄)
by sabasaba13 | 2010-06-15 06:28 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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