会津・喜多方編(34):喜多方(09.8)

 復路はもう最高っ! まわりの風景を眺めながらペダルをこがずにすいすいと快走していきました。おっといけねえ、覆轍覆轍、前方に注意しながら周辺視野で景色を楽しみましょう。押切川を渡り道の駅を通り過ぎると平坦な道となったので、ペダルをこがざるをえません。途中で「金屋」という地名を見かけたので、昔は鋳物師などの職人集団がいたのかもしれません。「今、やっと二流の上… 頑張ってます。」という気になる謙虚な看板を見かけました。
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 熱塩温泉の山形屋という旅館の広告ですが、"一流の田舎"というのはなかなか上手いコピーですね。気になったのでインターネットで調べてみましたが、これが泣かせます。
 地元の誇れる文化で、お客様をもてなしたいと考えております。山形屋がある喜多方市熱塩加納町は、全国でも有名な有機農業の里であり美味しい農産物の宝庫であります。その食材を手造り料理で提供することを基本に、食器や調度品、備品類もできるだけ多く地元の物にこだわって使うようにしております。そして、それらを体験されたお客様からの反応を、地元の人々にフィードバックすることにより、少しでも地域文化の発展に繋げたいと思っております。

 昔から生まれ住んでいる所から半径10km(2里半)以内の地で育った旬の物を食べていれば健康で暮らせるという言い伝えがあります。山形屋では「身土不二(しんどふじ)」を基本に地域の有機農家が育てたお米や野菜などの食材を中心にした料理によるおもてなしに努めております。

 旅行でこの地域に訪れた方々が、温泉や食や自然環境に触れたとき、おもわず「此処に住んでみたい」と感じる地域こそが本物の観光地(一流の田舎)だと考えております。
 有機農業、地産地消、地域文化への寄与、いずれも高い志ですね。機会があったらこの眼で見てみたいと思います。なお、浅学にして「身土不二」という言葉ははじめて知りました。身体と土地および土地が生み出す産物は切っても切れない関係にあるということでしょう。調べてみたところ、1907年(明治40年)、陸軍薬剤監の石塚左玄を会長として発足した食養会という団体が食事で健康を養うための独自の理論を展開し、その考えを一般化するために、理事で陸軍騎兵大佐の西端学が「地元の食品を食べると身体に良く、他の地域の食品を食べると身体に悪い。」と解説したところ、京都のある僧侶が「仏典に身土不二という言葉がある。」と教えたそうです。ここから食養会独自の大原則として広まったとのことです。
by sabasaba13 | 2010-06-22 06:26 | 東北 | Comments(0)
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