会津・喜多方編(35):杉山集落(09.8)

 しばらく国道121号線を走り、岩月のあたりで左折し、杉山集落へと向いましょう。ふたたびだらだらとして上り坂が続きますが、黄金色の稲穂、点在する集落、そして空気遠近法が良く納得できる連山を眺めていると体力はともかく気力は萎えません。途中で煉瓦造りの重厚な蔵を見かけました。交通標語の「運転は命がけより心がけ」はうまいっ、山田君、座布団一枚。そうこうしているうちに「杉山集落」という案内表示を発見。熱塩温泉からここまで約一時間かかりました。ふと見ると「東北自然歩道」という看板があり、熱塩温泉と杉山集落を結ぶ直通ルートがあるではありませんか。自然歩道なので自動車はたぶん通れないと思いますが、自転車だったら大丈夫なのではないか。かなり時間を節約できるはずです。こうした情報もぜひ観光地図に載せてほしいですね。熱塩温泉と杉山集落を自転車で徘徊する物好き、もといっ、エコロジストも少なくないと思います。
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 左折して数分走ると杉山集落に到着です。解説板から引用します。
 杉山は戸数十九戸の小さな集落で、むかしは、木炭と笠の原料となったスゲ草の産地でした。
 一本の小路をはさんで蔵がならび、白と黒の漆喰が美しく調和した観音開きの窓は、杉山ならではの特色を表わしています。また屋根は、市街部では見られない「かぶと」形となり、深い雪の重みに耐えているかのようです。
 これらの蔵は、生活や生産のための貯蔵蔵と、冠婚葬祭や賓客を迎える蔵座敷があります。蔵座敷の内部は漆で塗り飾られ、当時の座敷としては最高のものでした。
 というわけで観音開きの窓とかぶと造りが、ここの蔵の特徴です。一本の小路をはさんで、十数軒の家や蔵が、肩を寄せ合うように、互いをいたわりあうように佇んでいました。窓の形や意匠、色など、まるで妍を競うかのように自己主張しているのが素敵ですね。人びとの蔵にかける思い、そして気概すら感じてしまいます。蔵と自然と暮らしが溶け合っているような集落でした。
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 本日の五枚です。
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by sabasaba13 | 2010-06-24 06:29 | 東北 | Comments(0)
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