五島・対馬・壱岐編(6):福江(09.9)

 さて福江島に上陸すると、車軸を流したような驟雨、まいったなあ。とりあえずターミナル内にある観光案内所で資料をもらい、タクシーでホテルに行くことにしました。なお今回の島旅でわかったのですが、島の玄関はこうした港のターミナルビル、よってたいがい観光案内所が併設されています。ご参考までに。石田城の向こう側にあるホテルに数分で到着、チェックインをすませ部屋で資料を読んでみると、おっ、黒毛和牛の五島牛が名産だということが判明。牛肉ハンターとしては見逃せない、ようがす、食べましょう。一休みしているとどうやら雨も上がったようですので、夕食を食べに行きますか。まずはフロントで、五島うどんと五島牛を食べさせてくれる店を訊ね周辺の地図をもらい、さあ出発。薄暮を過ぎて暗い道を歩いていると、足元の水溜りで何か黒いものがさっと動きました。蛙かなと思い、フラッシュをたいて撮影すると、蟹でした。ああ島に来たのだなあと実感。人通りのないアーケード商店街を歩いていると酒屋を発見。
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 さっそく入って島でつくっている焼酎はないかとご主人に聞くと、薦めてくれたのはご自身も愛飲しているという壱岐の麦焼酎「壱岐」でした。さっそく購入し、すぐそばにあった「さぶちゃん」という小料理店に入ってみました。さっそくお刺身の盛り合わせと五島うどん定食を所望。生きのいい刺身をたいらげると、いよっ待ってました、五島うどんがしずしずとご来臨です。            旨いっ           椿油を使っているためかのどごしなめらかにして腰のある細麺と、滋味にあふれるあご(飛魚)だしスープのコラボレーションがぐんばつですね。これははまりそう。ちゃんと魚の味がする蒲鉾のトッピングも文句なし。なお定食ということで大盛りご飯がついてきたのには閉口しましたが、もちろんたいらげました。余談ですが、当地では日本三大うどんとしてPRしていますが、これについては異説がいろいろとあるようです。讃岐うどん(香川)と稲庭うどん(秋田)のノミネートについては異論がないようですが、残り一つが水沢うどん(群馬)、五島うどん、名古屋きしめんかで意見が分かれるようです。別に三つにこだわることもないし、自分の舌で判断すればいいだけの話です。地元産業にしてみればネーム・バリューを得られるかどうかの死活問題だとは思いますが。ただ、私の胃の腑の大事な一角に五島うどんが居座ったのは間違いありません。
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 そしてホテルの部屋に戻り、淡麗な麦焼酎を味わいながら、明日の一人作戦会議を開きました。当初は、朝に福江の町を散策、10:40発のフェリーに乗って中通島の青方港に12:20に到着、タクシーを借り切って教会をめぐり、奈良尾港から15:05発のフェリーに乗って福江に戻り、堂崎教会を訪問するという予定でした。しかし三時間弱の滞在では時間が足りないような気がしてきました。さきほどターミナルで確認した時刻表では9:20発で9:55に中通島の奈良尾港に着くジェットフォイルがあったので、こちらの便で行き余裕をもって行動することにしましょう。あとは好天を祈るのみ、zzzzzzzzz

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2010-07-08 06:24 | 九州 | Comments(0)
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