京都錦秋編(5):光明寺へ(09.12)

 目覚めてカーテンを開け、ベランダに出ると薄曇、いや小雨が降っているようです。下を見ると琵琶湖沿いの遊歩道を散歩する人みな傘をさしていました。比叡山の頂上もうすい靄につつまれています。昨晩購入したインスタントのドリップ珈琲を入れると、それなりに芳醇な香が部屋に満ち、FMをかけるとアリシア・デ・ラローチャ奏でるJ・S・バッハ「フランス組曲第6番」が流れてきました。バッハの曲って部屋の雰囲気を一変させることがしばしばあります。清冽でちょっと荘厳な気持ちとなり、窓から琵琶湖の景色を眺めながらしばし陶然としました。二つのJならぬ二つのB(バッハと琵琶湖)ですね。
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 さて本日は予定通り、自転車を使わずに光明寺→浄住寺・地蔵院→嵯峨野と経巡ることにしましょう。朝風呂にゆったりとひたり、バイキングの朝食をとり、部屋で一休み。どうやら雨は本降りのようですが、雨に濡れる紅葉もまた綺麗であろうと観念し、タクシーで大津駅へ向い、東海道・山陽本線に乗りこみました。ガイドブックを紐解き、目的地・光明寺のあたりをもう一度確認すると…ん?…ポンポン山…ぽんぽんやまあ! こんな風変わりな名の山があるのですね。帰宅後、ウィキペディアで調べてみると標高687.7m、山頂付近を歩くとポンポンという足音がすることから名づけられたそうです。へえー、これは是非行って…いや行かないだろうな。なお「世界でもっとも阿呆な旅」(幻冬舎)にはちゃんと載っていました、さすがは安居良基さん。
 車窓を眺めるとちょうど貨物列車と競争しているところです。この路線はけっこう貨物列車が走っているのですね、その武骨な勇姿を見るとなぜか不思議にわくわくしてきます。そして約二十分で長岡京駅に到着、駅前に出るとちょうど光明寺行きの臨時バスが出発する直前でした。あわてて飛び乗り、ひと安堵。阪急京都線「阪急長岡天神」の前を通り過ぎ、二十分ほどで光明寺の門前に到着です。そうそう、老婆心ながら。「スイカ」が関西でも使えると聞いたので持参したのですが、このバスでは使えませんでした。以前に購入した「イコカ」は返却しようと思っていたのですが、どうやら持っていた方が無難なようです。バス停のわきには、京野菜をつくっているのでしょうか、広大な畠があり野菜たちが嬉しそうに雨を浴びていました。帰りのバス時刻を写真におさめ、歩きはじめるとすぐ光明寺に到着です。おおっ、やはり紅葉の大御所、けっこうな人出で賑わっています。でも朝早いためか、あるいは十二月になっているためか、俗塵を忌んで遁世したくなるような混雑ではありません。この時期だけ拝観料をとるそうで、所定の金額を支払い、さあ入山です。
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by sabasaba13 | 2010-11-23 07:45 | 京都 | Comments(0)
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