京都錦秋編(6):光明寺(09.12)

 光明寺、西山(せいざん)浄土宗の総本山で、1198(建久9)年、熊谷入道蓮生(次郎直実)がここに一宇を建て、師の法然を請じて開山としたのに始まります。1212(建暦2)年に法然は入滅、大谷の地に葬られました。しかし念仏停止の動きに伴い、叡山の衆徒によってその墓堂が破壊されたため、遺体はここに移されて荼毘に付され、廟堂が造営されたそうです。実は数年前にも訪れたのですが、その時はまだ色づきはじめ、完熟したもみじ参道をぜひ見てみたいと再訪した次第です。表参道の幅広い石段をのぼろうとすると、左にある細い参道がほの赤く輝いています。そう、そこがもみじ参道、でもそちらは帰り道に指定されているので、はやる心をおさえまずは表参道から御影堂へと向いましょう。それほどモミジは多くありませんが、散紅葉が美しい参道です。石造物や苔なども興趣をそえ、撮影ポイントに事欠きません。
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 御影堂から渡り廊下を歩いて釈迦堂に進むと、信楽庭(しんぎょうてい)という枯山水のお庭がありました。
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 そして屋外へ出て、お土産屋さんが蝟集する一画を左折すると、いよいよお目当てのもみじ参道です。ゆるやかにくだる幅の狭い参道の両側はモミジ・モミジ・モミジ。ああ、惜しいっ! 残念ながら落葉がはじまっています、先週ぐらいが見ごろだったようですね。しかし引かれ者の小唄、それはそれは見事な散り紅葉です。しかも雨の露に濡れて色鮮やか、参道の両側が錦に染め上げられています。幸い雨も上がり、またオーデン言うところの"人格の前哨線"鼻先30インチに他者が割り込むほどの雑踏でもなく、身も心も染まるような真っ赤な世界を満喫できました。途中にある薬医門のあたりが、よく観光ポスターで見かけるポイントですね。
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 本日の六枚です。
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by sabasaba13 | 2010-11-24 06:28 | 京都 | Comments(0)
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