京都錦秋編(22):妙心寺桂春院(09.12)

 そして方丈に戻り、縁側に置いてあった「瓢鮎図」のレプリカを撮影。瓢箪で鯰をつかまえようとする男を描いた摩訶不思議な絵、どういう意味があるのかいろいろな説がありますが、「瓢鮎図 ひょうたんなまずのイコノロジー」(平凡社)で述べられていた島尾新氏の所説を紹介しておきましょう。
 この間、上様(足利義持)と話をしていたら、瓢箪で鯰を捕まえる、ということを言ったやつがいて、それを新邸の屏風に、という話になった」「そういえば、そんな諺があったような気がする」「瓢箪で鯰が捕まえられるのか」「そんなことできるわけがない。だから面白いんだ」「瓢箪を持って鯰と格闘するところでも描かせればいいのかな」「それでは何の趣もない」「鯰が竹に上るっていうはあったよな」「そうだ、竹を入れよう」「鯰はこの大地を支えているって話もある。ついでだから男は鯰の上に乗せてしまえ」「瓢箪が手につかないっていうのはどうだ」
 なおこちらには狩野元信が作庭した枯山水庭園がありました。
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 そして次の塔頭は大法院、門からのぞきこむと色鮮やかな紅葉が垣間見えたのですが、残念ながら11月30日で特別拝観は終っていました。いやあそれにしても妙心寺境内の広いこと広いこと、地図できちんと確認して歩かないとえらい目に会うこと必定です。次の塔頭、大心院には小ぶりですが、石・白砂・苔の調和が美しい「阿吽庭」がありました。このお寺さんは紅葉よりも、四月下旬頃に真紅の花を咲かせるキリシマツツジが見どころのようです。
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 その先にある塔頭が桂春院、こちらは露地庭で、鬱蒼と生い茂る草木や飛び石・蹲などがいい雰囲気を醸し出しています。紅葉は落葉が進んでいましたが、けっこうモミジも多いので盛りの頃に来る価値はあると思います。さて駐車場へと戻りましょう。その途中の石垣で、山ノ神がコアラ系フェイス・ハンティングを発見しました。ナイスです。
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 本日の三枚、上から大法院、大心院の「阿吽庭」、桂春院です。
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by sabasaba13 | 2010-12-12 08:47 | 京都 | Comments(0)
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