「DAYS JAPAN 浜岡原発 爆発は防げるか」

 「DAYS JAPAN 2011年1月号」観了・読了。何回も何回も何回も紹介しておりますが、今世界で起きている現実を写真によって報道し、状況を変える一石になろうという志をもった気鋭の写真月刊誌です。昨今の萎縮した日本のジャーナリズムの中で、天狼星のように孤高に輝く稀有な写真誌、一人でも多くの人に読んでいただきたいな。というわけで、この写真誌を世に広めるための地道な広報活動を勝手に続けたいと思います。一時は、廃刊の危機にも陥ったのですが、定期購読者が経営上必要な数をクリアしたため、存続が可能となりました。本当によかった、微力ながらも本誌を支え続けていきたいと思います。
 さて今月号に掲載されている、肌に粟が生じ身の毛が立ち顔面蒼白となる、恐るべき特集を紹介したいと思います。タイトルは「浜岡原発 爆発は防げるか」、筆者は、現代日本が抱える諸問題を舌鋒鋭く追及する気鋭のジャーナリスト・広瀬隆氏です。間違いなく、近い将来に発生する可能性が高い東海大地震に対して、静岡県御前崎氏で稼働する中部電力浜岡原子力発電所は耐えられるのか。もし耐えられなかった場合、いったいどうなるのか。中部電力も、政府も、そしてわれわれも、考えたくない、眼を逸らしていたい疑問に対して、真っ向から斬り込んだルポルタージュです。詳細はぜひ本誌を読んでいただきたいのですが、結論を言ってしまえば…耐えられない。それでは最悪の場合、どういう事態が起こるのか。長文になりますが、以下、引用します。
 地震によって原子炉のウランが融け落ちるメルトダウンと呼ばれる事故が起きれば、放出される放射能の雲は、毎秒2メートルのそよ風でも、3日間で500キロ進むのだから、日本の中枢部は、即刻全滅することが分かっている。いや、一週間のうちに、北海道の最北端から沖縄の最南端まで、日本列島が、放射能雲にすっぽり包みこまれるのだから、逃げる場所はどこにもない。ケタ違いのダイオキシンと、アスベストと、農薬と、除草剤をまとめて日本全土の空から豪雪のように降り積もらせたより、はるかに深刻な猛毒物に包まれた国になる。室内にこもっても、空気と水と食べ物がすべて汚染されるのだから、日本人は、その先、どうやって生きられよう。
 本当に日本が破滅するのだろうか?
 みな、そのような悲劇的事態を想像しないで生きているだけなのだ。国民がその日を想像しないのは当然である。無自覚な新聞とテレビの記者が、その危険性をまったく国民に知らせないからである。(p.20)
 … そう、日本は破滅する可能性がきわめて高いということです。今、日本を奈落の底に突き落とすかのように脅かしているのは、北朝鮮でも、中国でも、アメリカでも、ロシアでもなく、浜岡原発をはじめ運転中している55基の、建設中の3基の、そして計画されている11基の核(原子力)発電所だと思います。(2008/1現在 ウィキペディアより) その存在を見て見ぬふりをして、"国益"などと声高に叫ぶ御仁の神経と思考力と想像力を疑いますね。もうほとんど時間は残されていませんが、かろうじてまだ間に合うかもしれません。核(原子力)発電所の即時廃棄と新規建設の中止を、強く強く求めます。さもないと…
by sabasaba13 | 2010-12-24 06:23 | | Comments(0)
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