言葉の花綵40

 銃が作られ、軍艦が進水し、ロケット砲が発射されることは、食べ物や衣服さえなく、寒さに震える人々に対する究極の窃盗を意味する。(ドワイト・アイゼンハワー)

 人生は生きるに値するという前提ほど大切なものはない。そう思わなければとても生きていけない。(ジョージ・サンタヤーナ)

 時間を殺す術を覚えなければなりません。でなければ、時間に殺されてしまいます。(アル・トゥルク)

 人は互いに助け合い、支え合って生きています。一人が傷つけられれば、誰もが傷つけられたことになるのです。(ボガレッチ・ゲブレ)

 悲しみを共有しようではないか。しかし、愚かさを共有するのはやめよう。歴史を少しでも知ることが、何が起こったかも、これから起こるだろうことも、理解させてくれるかもしれない。(スーザン・ソンタグ)

 すべての歴史は現代史だ。(ベネデット・クローチェ)

 やがて今後展開する歴史も、人間性のみちびくところふたたびかつての如き、つまりそれと相似た過程を辿るのではないか、と思う人々がふりかえって過去の真相を見凝めようとするとき、私の歴史に価値をみとめてくれればそれで充分であろう。この記述は、今日の読者に媚びて賞を得るためではなく、世々の遺産たるべく綴られた。(トゥキュディデス)

 その戦死者の山は三代のちの子孫まで
 人々の眼に無言の戒めとして映ることだろう、
 死すべきものの身でありながら、分を越えて思い上がるなかれと、
 思い上がりは花を開いて、迷妄(アーテー)の穂を実らせ、
 とどのつまり、涙多い収穫を刈り取る破目となるのだから、
           (アイスキュロス 『ペルシアの人びと』)

 悪魔も聖書を引くことができる。身勝手な目的にな。(『ヴェニスの商人』)

 月に人間がいるかどうか知らないが、もしいるとしたら、彼らは地球を精神病院代わりに使っているんだろうな。(バーナード・ショー)

 下層階級がある限り、わたしはそのうちのひとりだ。
 犯罪者がいる限り、わたしはそのうちのひとりだ。
 刑務所にひとりでもだれかが入っている限り、わたしは自由ではない。
                       (ユージン・デブズ)

 茶の湯とはただ湯をわかし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし (千利休)

 良い鉄は釘にならず、良い男は兵士にならない。(中国の諺)

 乏しきを憂えず、等しからざるを憂う。(孔子)
by sabasaba13 | 2010-12-25 07:52 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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