さて、次なる目的地は渋沢栄一の生家とホフマン輪窯。ご存知のように、猛暑の時によくニュースで紹介されるのが深谷です。この日の40度近い暑さのため、「歩く」という選択肢は放棄、一も二もなくタクシーを利用しました。渋沢栄一、近代日本資本主義のリーダー。第一国立銀行、王子製紙、大阪紡績、東京海上、日本鉄道などをはじめ創立に関与した会社は枚挙にいとまがなく、また東京商法会議所、東京銀行集会所、東京手形交換所などを設立するなど財界の組織化にも精力的に努めた人物です。まずは彼の喜寿を祝うために第一銀行がつくった、イギリス風農家をイメージした洋館、誠之堂を見物。
隣りには、第一銀行二代目頭取佐々木勇之助の古希を記念して建てられたスパニッシュ風の洋館、清風亭があります。そして血洗島(!)にある彼の
生家を訪問しました。しかしなぜこんな凄惨な地名になったのだろう? それはさておきさすがに商業・金融にも携わった豪農、大変大きな屋敷です。近所には、彼の功績を顕彰するために建てられた渋沢栄一記念館があります。中にある資料室で彼の生涯を知ることができます。
本日の三枚は、誠之堂、清風亭、渋沢栄一生家です。