クロアチア編(6):聖母被昇天教会へ(10.8)

 集合時間五分前にロビーに行き、添乗員さんが指差し確認で人数をチェック、はい全員集合です。さあバスに乗り込みましょう。ん? ホテル入口の脇をふと見ると、レンタル用らしき自転車が数台置かれています。なんだ、朝の散歩で貸してもらえばよかった、と悔やんでもafter the carnival。ブレッド湖は周囲6kmほどで、サイクリング・ロードも整備されているとの由、惜しいことをしました。こういう時に微調整がきかないのがパック旅行の辛さです。
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 湖畔ぞいの車道をバスは軽快に進み、数分で湖の南側にある湖畔に到着。ここから手漕ぎのボートに乗って、教会のある小島・ブレッド島に向かいます。ほのぼのとした親子連れ(誘拐犯と少女?)を描いた横断歩道の標識を撮影していると、そのそばを数台の装甲車が駆け抜けていきました。ふとユーゴ紛争のことが脳裡をよぎります。臨戦態勢というわけではないでしょうが、バルカンの現状はどうなのでしょう、気にかかりました。
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 さて添乗員さんとガイドの打ち合わせが終わったようです。申し遅れましたが、彼女曰く、こちらでは地元のガイドを雇用しないとツァーでの観光はできないとのこと。よって以後も、必ず現地ガイドと落ち合って案内をしてもらうことになります。イヤホン・ガイドを装着し、両サイドの長椅子に十人ずつ、ちょうど二十人ほどが乗れる中型の手漕ぎボートに乗船。最後部で地元の方が両手で櫂を操って、島へと向かいます。添乗員さんの解説によると、環境への配慮からモーターボートは禁止。またかつてこのあたりはハプスブルク家の保養地で、その際に手漕ぎの舟で島へ人を乗せて行く特権を地元の人びとに与えたとのこと。さあ出航、よく磨かれた床のような湖面を、舟は音もなく滑っていきます。湖面からの眺めも絶景絶景。
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 おっ人が泳いでいるぞ、手を触れると水温はそれほど冷たくはありませんでした。舟の左舷を、五羽の若鳥をひきつれた白鳥が静かに進んでいきます。と、それを見た右舷の数人が写真を撮ろうと左舷に移動したため、あわや転覆しそうになったのは御愛嬌。ま、ほんとにひっくりかえったら笑いごとではすみませんが。その向こうに見えるのは、かつてチトーの別荘だった建物で、現在は高級ホテルとして利用されているそうです。そして十分ほどで舟はブレッド島の船着き場に接岸。ここから聖母被昇天教会まで100段の石段があります。ガイドブックによると、この教会で結婚式をとりおこなうことは、スロヴェニアの人びとにとって憧れだそうです。ただこの石段を「お姫様だっこ」して上らねばならないという習わしがあるため、結婚が決まると新郎はウェイト・トレーニング、新婦はダイエットに余念がないとか。山ノ神をちらりと横目で眺め、この教会で結婚式をあげなくてよかったと胸をなでおろす私。いやいや彼女が太っているとか肥満とかメタボとか、そういうことではなく、腕力に自信がないだけです。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2011-08-31 06:21 | 海外 | Comments(0)
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