クロアチア編(28):ドブロヴニクへ(10.8)

 バスに戻る途中はきれいな広場があり、その建物の壁にフロイトのプレートがありました。クロアチア語なので全く読解できませんが、1898という年号が刻まれています。この年に彼がスプリットを訪れたということなのでしょうか、博雅の士の教えを乞う。
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 そしてバスに乗り込みいざ出発、これから約220kmの道のりを、四時間半かけてドブロヴニクへと向かいます。アドリア海に沿った一般道を、まるで高速道路であるかのようにバスは快走。うす曇りなのが残念ですが、それでもアドリア海の美しさは十二分に堪能できました。(ツァーのみなさんは爆睡されていましたが) きれいな砂浜があると、もうそこはプライベート・ビーチ。車を路肩に駐車し、ぷかぷかと海につかったり日光浴をしたりしながら思い思いに楽しんでおられる方々でいっぱいです。尋常ではない視力の山ノ神が時々「あっトップレス!」と呟くと、あわててカメラを向けシャッターを押しますが…全滅。読者の御期待にそえず申し訳ない。
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 沖合に見える島は、たぶんブラチ島ですね、やがてフヴァル島が見えてきました。ごつごつした岩肌の山の斜面が海に落ち込む複雑な海岸線のところでは、道路はかなり上方を走りますが、ここからの眺めがまた絶景。斜面にへばりつくように建ち並ぶ家並みもピクチャレスクです。「あっまたあった」と呟く山ノ神。何が?と訊ねると、道路から崖に転げ落ちた車をもう数台見つけたとのことです。中には落ちたてのほやほやの車もあり、運転手が腕組みをして思案顔で立ち竦んでいたそうです。ご無事で何よりですが、よほどみなさんスピードを出すのでしょうか。そうそう、ヒッチハイクもよく見かけました。先日聴いたピーター・バラカンさんのラジオ番組で、アメリカでは治安悪化のためめっきり減ったと言及されていましたが、まだクロアチアでは"情けは人のためならず"という雰囲気が残っているのかもしれません。途中にあったドライブインで小休止して、しばらく走るとプロチェという町を通り過ぎました。添乗員さんの説明によると、このあたりでは、冬にブラと呼ばれる強い北東風が吹くそうですが、背後にある山が遮ってくれるので人が住みついたとのことです。そういえば、海に向かってひどく捻じ曲げられた木々を見かけました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2011-10-03 06:19 | 海外 | Comments(0)
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