クロアチア編(37):ドブロヴニク(10.8)

 さて、そろそろ空腹でもないのに食事をとらされる北京ダック・タイム、城壁から下りて、集合時刻の七分前にレストランに入りました。おおさすがはツァーのみなさんはすでに全員集合されて着席されていました。"遅れず、休まず、働かず"じゃなくて"遅れず、騒がず、逆らわず"という今思いついたパック旅行の三原則、以後も厳守しましょう。クロアチア・ビールをくいっとあおり、茹でた烏賊に舌鼓を打ち、同席した方としばし歓談。さてやるべきことをしなければ、と外へ出ると、添乗員さんが美味しそうに紫煙をくゆらしていました。(ちなみに今回のツァーで愛煙家はこの二人のみ) さっそく同席させてもらい、私も煙を吐きながら、核(原子力)発電が撒き散らす放射能や自動車が吐き出す有害物質を放置しておきながら、喫煙への敵意を燃やす昨今の世論について語り合いました。そうそう、スロヴェニア・クロアチアの喫煙事情についてお話しておきますか。結論を言えば、ホテルのフロントなど公共のスペースでは禁煙ですが、おおむね寛容なようです。
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 そしてここでツァーは二手に分かれることになりました。予定通りモンテネグロのコトル(世界遺産)へ行くのが十一人、ドブロヴニクに残るのが九人。われわれは荷物を取りにいくためにバスまで同行しました。さて気になるお天気ですが、なんと雲の切れ間から青空がのぞいているではありませんか。やりい、これはもしかするともしかするぞ。荷物を取り、互いの無事を祈って十一人のみなさんと別れ、さあそれではドブロヴニク旧市街を展望できるビュー・スポット、スルジ山へとのぼりましょう。城壁に沿ってすこし歩くとロープウェーの駅に到着。
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 前述のように、内戦で破壊されたロープウェーが、装い新たに再建されています。タクシーで、あるいは徒歩で行くことも可能なのですが、経費および時間節約のためこやつを利用することにしました。行列もなく、十分ほど待っただけですぐに乗り込むことができたのは幸運でした。ぐんぐんと高度を上げるにつれ、アドリア海の真珠・ドブロヴニクが眼下に見えてきます。頂上駅には展望台・レストラン・トイレがあり、ここから素晴らしい眺望を満喫することができます。ただロープウェーのケーブルが視界に入ってしまうのが玉に瑕かな。なお駅には古いロープウェーの写真が展示してありました。
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 さて内戦で破壊された頂上駅が残っていると聞いたので、外に出てみましたがどうやら撤去されてしまったようです。そのかわりに古い要塞のような物件がありました。外壁や鉄のドアに生々しい弾痕が残されているので、おそらく内戦による戦火を浴びたのでしょう。不謹慎ですが、そのドアでフェイス・ハンティング
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2011-10-16 07:56 | 海外 | Comments(0)
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